木村拓哉「デモテープを1回返していたと思う

引用元:TOKYO FM+
木村拓哉「デモテープを1回返していたと思う

木村拓哉が親交のあるゲストを迎え、人生をしなやかに生きていく様や、ゲストの秘めた魅力や強さに迫るTOKYO FMの番組「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」。1月のゲストには、シンガーソングライターの槇原敬之さんが登場。1月26日(日)の放送では、音楽談議をしたほか、槇原さんにとっての“人生の1曲”を教えてもらいました。

◆「木村拓哉は“ロック”だと思っていた」

先日の放送では、槇原さんが木村に楽曲提供した「UNIQUE」の話や、木村の最新アルバム『Go with the Flow』でのレコーディングの話など、音楽談議で盛り上がっただけに、槇原さんは「木村さんも、これをきっかけに、どんどんいろいろな歌を歌っていきましょうよ!」と発破をかけます。

木村の最新アルバムへの楽曲提供アーティストは、槇原さんをはじめ、B’zの稲葉浩志さん、森山直太朗さん、Uruさんなど、そうそうたる顔ぶれとあって、木村は「そうですね。パスが回ってくることのありがたさを今回痛感したので。パスがきたときに、そのパスにちゃんと追いつける自分になっておかなきゃいけないなって」と思いを語ります。

◆槇原敬之“人生の1曲”は?

最後は、毎回、番組ゲストに挙げてもらっている“人生の1曲”のコーナー。槇原さんが挙げたのは、“YMO”ことYELLOW MAGIC ORCHESTRAの「NICE AGE」。

選曲理由について、「僕が“ポップスの世界に行こう!”と思ったきっかけが、YMOだったんです。もともとは歌うんじゃなくて、インストゥルメンタルでやりたいと思っていたんですけど、そこにオフコースや大江千里さんとか、いわゆる日本のポップスが入ってきて……“YMOと日本のポップスを合体させたような音楽を作りたい!”って始めて、今に至るんです。だからYMOは外せなくて」と語ります。

この曲との出会いは、槇原さんの“いとこ”がきっかけだったそう。「ピアノをやっていて、だんだんシンセサイザーに興味を持ち始めたころに、いとこが『お前、そんなにシンセサイザーが好きやったら、YMO聴いたらええねん』って。

『YMOって何?』って言ったら、『お前、ピコピコしたんが好きやろ?』って(笑)。いとこが結局言いたかったのは、YMOの『RYDEEN』のことだったんですけど、タイトルは知らなかったみたいで」と振り返ります。

お年玉を握りしめてレコードを買いに行った槇原さんが手にしたのは、当時発売されたばかりのアルバム『増殖』だったそうで「針を落として聴いた曲が、この『NICE AGE』だったんですよ。思っていたよりもピコピコしていないけど“これだ!”って。

そこから、のちに『RYDEEN』とかを聴いて“あぁ、これね!”ってなるんですけど、僕にとって記念すべきこの曲がズルズルとポップスの世界に入っていくきっかけになった1曲ですね」と話していました。

(TOKYO FMの番組「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」1月26日(日)放送より)