将棋・里見香奈女流名人が単独最多V11へ王手「地元でいい結果が出せてよかった」

引用元:スポーツ報知
将棋・里見香奈女流名人が単独最多V11へ王手「地元でいい結果が出せてよかった」

 将棋の第46期岡田美術館杯女流名人戦5番勝負の第2局(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、出雲市、特別協賛=(株)ユニバーサルエンターテインメント)が26日、島根県出雲市の「出雲文化伝統館 松籟亭」で指され、里見香奈女流名人(27)が後手の挑戦者・谷口由紀女流三段(26)を113手で下した。

 今月19日の第1局(箱根)に続き、地元・出雲で危なげなく2連勝を飾った。1981~90年度に女流王将を10連覇した林葉直子さん(51)を超す女流棋戦歴代単独最多の11連覇に力強く王手をかけた。

 振り飛車の谷口女流三段に対して居飛車穴熊で堅くガード。中盤から的確に攻め込み、相手玉を詰んだ。「ゆっくりした展開の将棋が指せた。(地元で)励まされたので、いい結果が出せてよかった」と里見女流名人。一方、カド番に追い込まれた谷口女流三段は「厳しい状況ではありますけど、第4局(千葉県野田市・関根名人記念館)も準備していただいている。次局は絶対勝たないといけない」と反撃を期した。

 第3局は2月11日、岡山県真庭市湯原温泉の「湯原国際観光ホテル 菊之湯」で行われる。 報知新聞社