引用元：スポーツ報知
俳優の佐藤浩市（５９）と渡辺謙（６０）が２３日、福島・郡山テアトルで行われた映画「Ｆｕｋｕｓｈｉｍａ ５０（フクシマフィフティ）」（３月６日公開、若松節朗監督）の先行試写会に出席し、撮影エピソードを語った。
東日本大震災で被害を受けた福島第１原発で命がけの対応をした作業員たちの物語。関係者以外に上映されるのは初めてだ。ご当地の約２８０人に迎えられた佐藤は「軽々しく『楽しんでください』とは言えません。ここからスタートして、未来につなげていければ」と語り、渡辺は「ドキドキしています。地元の方々にどう受け止められるのか、不安があります」と表情を引き締めた。
お互いを「浩ちゃん」「謙ちゃん」と呼び合う２人は息の合ったトークで盛り上げた。渡辺が民謡の「相馬流れ山」を歌う場面について「ひどい歌声だと言われそう」と弱音を吐くと、佐藤が「何を言っているんだよ。ブロードウェーのミュージカルスターが！」と突っ込んで場を和ませた。最後に佐藤が「福島の復興について全国のみなさんに知ってもらいたい」と呼びかけると、客席からすすり泣く声が聞こえた。 報知新聞社
