ブラッドリー・クーパー、監督第2弾は作曲家バーンスタインの伝記映画に決定

引用元:ELLE ONLINE
ブラッドリー・クーパー、監督第2弾は作曲家バーンスタインの伝記映画に決定

ブラッドリー・クーパーが手がけるのは作曲家&指揮者のレナード・バーンスタインの伝記映画。プロデューサーはスティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、映画『ジョーカー』の監督トッド・フィリップスが務める。ブラッドリーは監督デビュー作『アリー/ スター誕生』に続いて今回も、監督だけでなくプロデューサーと主演、脚本も務める。脚本はすでに完成していてブラッドリーとともに『スポットライト 世紀のスクープ』のジョシュ・シンガーが執筆した。

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もともとこの作品はパラマウントピクチャーズが配給、マーティン・スコセッシが監督をする予定だった。でもスコセッシ監督が映画『アイリッシュマン』に専念するためにブラッドリーに譲ったと報じられている。 ブラッドリー・クーパー、監督第2弾は作曲家バーンスタインの伝記映画に決定 レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)GETTY IMAGES バーンスタインはミュージカル『ウエスト・サイド物語』や映画『波止場』の音楽を手掛けた人物。今作では、弱冠25歳という若さでニューヨーク・フィルハーモニックの監督としてデビューを飾ってから人気作曲家となっていく華々しいキャリアとともに共産主義者への傾倒、妻で女優のフェリシア・モンテアレグレとの関係が描かれる。バーンスタインはフェリシアとの間に3人の子どもをもうけ、彼女が亡くなるまで夫婦関係を続けたが、同性愛の傾向もあったと言われている。ブラッドリーはそういった彼のプライベートな側面に強い関心を抱き、映画化に当たってはバーンスタインの家族の協力も得ている。 ブラッドリー・クーパー、監督第2弾は作曲家バーンスタインの伝記映画に決定 フェリシア・モンテアレグレ(Felicia Montealegre)、レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)GETTY IMAGES 撮影が始まるのは来年。Netflixといえば『アイリッシュマン』や『マリッジ・ストーリー』などを配給し、今シーズンの賞レースを賑わせている。アカデミー賞候補になるためには劇場公開が条件になっている。Netflixは『アイリッシュマン』など同様、今作も同様に劇場公開する予定だというから、アワードに絡んでくるのは必至。ちなみにスピルバーグは最近、バーンスタインが作曲したミュージカルの映画版『ウェストサイド物語』をリメイクしたばかり。スピルバーグはこれまでNetflixの映画作品がアカデミー賞の選考対象になることについて否定的な立場をとり「配信作品は映画ではなくテレビドラマ」「いい作品ならテレビ界の賞のエミー賞をとるべき。アカデミー賞の対象にすべきではない」と発言していたこともある。その彼がついにNetflixの映画に関わることになったことも密かに注目を集めている。どんな作品が完成するのか、キャストの決定など続報を楽しみにしたい。