XIIXが1月22日(水)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。この日リリースのファーストアルバム『White White』について、楽曲の制作方法などパーソナリティ・とーやま校長の質問に答えました。とーやま校長:XIIX先生は、1月22日にファーストアルバム『White White』が発売になっているということで、おめでとうございます!
XIIX:ありがとうございます!
とーやま校長:今日、何度も聴かせていただいてですね……勝手な想像なんですけど、お2人はめちゃめちゃ楽しかったんだろうな、って思ったんですよ。曲を作るのが。
斎藤宏介(Vo./Gt.):そうですね。
とーやま校長:アルバムの出来上がるスピードも速かったんじゃないかな、って思いました。
斎藤:スピード感は、相当速かったですね。でも合間を縫ってやっているから、結局10ヵ月くらいかかっちゃったんですけど。
須藤優(Ba.):でもギュってしたら、1ヵ月くらいなのかな。
斎藤:そうだね。
とーやま校長:クレジットを見たら、お2人で作曲というパターンがほとんどですけど、どうやって作ったんですか?
斎藤:作曲に2人の名前があるものに関しては、須藤君が先にワンコーラスのオケだけ作ってくれるんです。言わば、正解のないカラオケみたいな状態で送られてきて……。
須藤:歌ったことのない曲を、カラオケで入れちゃうみたいな感じかな。
とーやま校長:じゃあ、どこに行ってもいい、みたいな感じですか。
斎藤:どこに行ってもいいし、なんならどこがAメロでもサビでもいい状態で渡されて。それを、頭ひねりながら自分なりに作って投げ返すと、フルコーラスになって戻ってきて、それをまた形にして……という流れです。
須藤:最初は宏介が作ったものをアレンジしていたんですけど、そこから派生してというか、自分が作ったものからやっていくスタイルのほうが……最近は多いよね。
斎藤:うん。
とーやま校長:じゃあ、“ここにたどり着こう”とかではなく、自分たちでも、どこにたどり着くかわからない感じの作り方、ってことですか?
須藤:そうですね。それが面白いんですよ。
斎藤:データのやり取りだから顔を合わせることもなく、自分がやりたい最後の最後までやってから相手に委ねることができるから、そこもすごく向いているというか。お互いの時間を上手に使えますね。
須藤:そうですね。一緒に作っていると、「こっちのほうが好きだろうな」とか相手のことを意識してしまいますけど、(この作り方だと)自分のターンのときには自分がかっこいいと思うものを詰め込むじゃないですか。そしてまた投げ返したら、次に戻ってきたものが、意外と全然違うものになっていたりもするんです。それがすごく新鮮で、「こういうカッコよさもあるんだなぁ」と気づけて、さらに肉付けをしていくというか。作っていてすごく楽しいですよね。
斎藤:うん。楽しいのももちろんあるんですけど、同時に“UNISON SQUARE GARDENの”という冠がどうしても付いちゃうから、そこはめちゃくちゃ大事にしつつ、でも気は遣わずに自分のやりたいことを形にする、ということもしたかったんです。なので正直、頭はねじ切れそうでしたけどね(笑)。“何をしたら、自分のやりたいことをやりつつ、周りも納得させられるか”というのは、すごく考えました。
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XIIX 1stアルバム『White White』リリース 2人の作曲スタイルとは
引用元:TOKYO FM+