宍戸錠さんは「吸引力が強い方」NHK放送総局長が悼む 追悼番組も放送

宍戸錠さんは「吸引力が強い方」NHK放送総局長が悼む 追悼番組も放送

 86歳で亡くなった俳優の宍戸錠さんに対して、NHKの木田幸紀放送総局長は22日の定例会見で、「さまざまな番組に出演いただきまして改めて御礼を言いたいです。心から哀悼の意を表します」と悼んだ。

【写真】バラエティーでも活躍。84年、「元祖 どっきりカメラ」に出演する宍戸錠さん

 また「僕自身も出演交渉とか、いろいろな機会でお会いした。本当に大きくて、あたたくて、それでいて茶目っ気があって。人を引きつける吸引力が強い方」と偲んだ。

 追悼番組として1959年の映画「ギターを持った渡り鳥」を28日午後1時から放送する。

 NHKでは大河ドラマだけでも7作に出演。「国盗り物語」で(1973年)柴田勝家、「勝海舟」(74年)で山岡鉄太郎、「風と雲と虹と」(76年)鹿島玄道、「武田信玄」(88年)で原虎胤、「秀吉」(96年)で本多正信、「葵 徳川三代」(00年)で本多忠勝、「天地人」(09年)で直江景綱を演じた。

 宍戸さんは21日未明、都内の自宅で倒れているのが見つかった。病死とみられる。