TOKYO MX、「欲望の塊」トラブル認める「放送責任は当社にある」

引用元:スポーツ報知

 昨年1月~3月まで放送されたTOKYO MX「欲望の塊」で、出演者が優勝賞品のランボルギーニを受け取っておらずトラブルになっている件で、同局は21日、公式サイト上に「番組『欲望の塊』について」と題した報告を掲載した。

 「番組『欲望の塊』をめぐり、優勝賞品の出演者への受け渡し、タレントへの出演料及び制作会社への制作費の支払いが番組を企画した会社からなされていないことを当社調査において確認いたしました。本番組は、外部からの企画持ち込み及び制作により放送したもので、当社が制作著作権を保有しない番組でありますが、放送責任は当社にあると考えております」とした。

 また「一連の報道で指摘されている出演料(宣伝費)とされる150万円については、当社は把握しておらず、番組内における表記もありませんでした」としながらも「代理店の会社登記確認と番組内容について台本と納品された完成品(完パケ)の考査などを実施し、放送に至った経緯にあります。しかしながら、制作過程のチェックや優勝賞品の受け渡しが完了したのかを確認するべきだったと反省しております。また、放送終了後の昨年4月以降、代理店から優勝賞品に関するトラブルがあるとの連絡は当社になく、今回の事態を把握出来ておりませんでした。番組冒頭で紹介された優勝賞品である高級外車は、当社の調査の結果、所有権が番組企画会社に移転されていないことが判明しましたが、番組企画会社へ事実確認するも、現在、連絡が取れない状況にあります」と説明した。

 同社では「放送局の責任として今回の事態を重大な問題と認識しており、引き続き事実確認の調査を進め、番組企画会社と関係当事者との間の解決に向け努力してまいります」と調査を継続するとした。 報知新聞社