AKB48を他山の石に…乃木坂46白石麻衣に見る高嶺の花の“功績”

AKB48を他山の石に…乃木坂46白石麻衣に見る高嶺の花の“功績”

【ギョーカイ“マル秘”雑記帳】

「ひとつの時代の転換点じゃないか」との見方もされている。乃木坂46の白石麻衣(27)が「次のシングル(3月25日発売)をもちまして、卒業します」と発表した。

 白石は2011年結成の同グループの1期生で、年末の紅白でのパフォーマンスなどエースとしてメンバーをひっぱるほか、モデルや女優としても引っ張りだこ。いま芸能界で最もCM起用が多い売れっ子でもある。17年発売の写真集「パスポート」(講談社)が累計発行38万部と大ヒットしたのは、女性購買者がたくさんいたからで、「出版界の救世主」との呼び声もあり、単なるアイドル写真集という枠組みを超えた社会現象としても注目された。

「乃木坂もAKB48の姉妹グループで、同じ秋元康さんの総合プロデュースなのですけれど、方向性はまるで違います。AKB48が『会いに行ける身近なアイドル』ならば、乃木坂のコンセプトは高根の花。ファンの人気投票を反映させる総選挙もないし握手会もやらない。ファンには文字通り、手の届かないミューズ、憧れの存在として認知されていたのです」と、スポーツ紙芸能デスクはこう続ける。

「あっちゃん(前田敦子)のAKB卒業発表があったのは、2012年のこと。あのあたりから、隣のアイドル時代から、坂道グループによる清純派美少女路線が主流になっていった。まいやん(白石)は乃木坂のみならず、今のムーブメントの象徴的存在なのですから、今回の卒業発表で、また何か大きな転換点を迎えたようにも見えます」

 アイドル卒業後も白石は芸能活動を続けるという。ちなみに、スキャンダルの数々にまみれたAKB48の面々とは違い、白石は乃木坂の8年間スキャンダルとは無縁の清廉潔白。AKBを他山の石にした令和新時代のトップアイドルに仕事のオファーが殺到も当然か。