クリス・ペプラー「還暦を過ぎても16歳の気持ちで」 バンド・NONE THE WiSERを結成した理由

引用元:J-WAVE NEWS
クリス・ペプラー「還暦を過ぎても16歳の気持ちで」 バンド・NONE THE WiSERを結成した理由

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。12月25日(水)のオンエアでは、J-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』でナビゲーターを務めるクリス・ペプラーが登場。クリス×クリスの対談を繰り広げた。

クリス・ペプラーは、自身がボーカルとベースを担当するバンド・NONE THE WiSERへの思い、楽曲制作などを語った。

クリス・ペプラーがベースを始めた理由

NONE THE WiSERはクリスが2018年にスタートしたバンドで、これまでフジロックフェスティバルや六本木ヒルズアリーナでのライブも経験している。

クリス智子:いつからベースをやっているんですか?
クリス・ペプラー:僕は典型的なロック少年で、レッド・ツェッペリンとか聴いていたんです。10歳で父親に「ギターを習いたい」とお願いしたら、子どもにとっては巨大なギターを与えられて、ネックが押さえられなくて。それが苦痛でギターは挫折しちゃったの。でも、バンドをやりたいとは思っていたから、「ベースはネックも細そうだし4弦だから」と安易な気持ちで始めたの。

その後、ベーシストとしてバンドを組んでいたクリス・ペプラー。「高校時代のバンド仲間は豊作だった」と当時を振り返る。

クリス・ペプラー:当時の僕のバンドのギタリストはゴダイゴのベース・吉澤(洋治)くんだったし、僕の先輩はCharとやっていたし、けっこうデビューしてたんだよね。俺も何度かチャンスがあったんだけど、もし本当にプロになるんだったら、ベースの理論を勉強したほうがよかったなって思う。高校のときはわからなかったけど、今になるとベースほど音楽の理論は大事なんだよね。今、活躍しているSuchmosとかKing Gnuとかは、音大とか音楽の専門学校に行ってちゃんと勉強をしているの。この前、亀田誠治さんと話したときに「昔は気合い一発みたいな感じだったけど、今はプロを目指すならちゃんと音楽の勉強をしたほうがいいよね」って。

クリス智子:この間、「音楽がすごく面白くなってきた」って言ってましたよね。
クリス・ペプラー:ミュージシャンとしての奏法とか使えるコードが増えていって、どんどん音楽のボキャブラリーが豊かになってきたから、それまで表現できなかったことが表現できるようになったんだよね。それまではひとつの枠の中でしか表現できなかったけど、いろんな音楽知識を吸収できたらいろんな音楽が作れるようになったんだよね。