中村勘九郎、大河ドラマにエール「かっこいい光秀を見せて」

引用元:スポーツ報知
中村勘九郎、大河ドラマにエール「かっこいい光秀を見せて」

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(38)が20日、都内で「明治座 三月花形歌舞伎」(3月2~26日)の製作発表会見に中村七之助(36)と出席。NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(日曜・後8時)に出演する長谷川博己(42)らに“前任者”としてエールを送った。

 昨年、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の主演として駆け抜けた勘九郎は「長丁場ですけど、健康に気を付けて、かっこいい(明智)光秀を見せてほしい」とエール。19日の初回は「8時20分まで芝居なので、そこから見ました」として「最後、火事のところ、すごくかっこよかった」と感想を語った。

 自身は昨年、日本初の五輪選手で箱根駅伝の創始者とされる金栗四三を演じるため、体脂肪を9%まで絞っていたが、「終わってからたくさん食べて、一気に戻りました。今が人生で一番、体重がある。ふっくらした方が舞台映えするので」。現在はすっかり歌舞伎仕様に戻り、「やせるのは大変だけど、戻すのは楽ですね。食事って大切」と笑った。

 明治座での歌舞伎公演は3年ぶり。「一本刀土俵入」の駒形茂兵衛などを演じる勘九郎は、若手主体の花形歌舞伎ということで「若いパワーを結集して頑張りたい」と意欲的。坂東玉三郎(69)から指導を受け、「桜姫東文章」の桜姫などを演じる七之助は「歌舞伎俳優は死ぬまで修業ですから。挑戦という思いを持って臨みたい」と気を引き締めた。 報知新聞社