渡辺えり、キムラ緑子とのダブル主演舞台「ジュリーのことをイメージして演じる」

引用元:スポーツ報知
渡辺えり、キムラ緑子とのダブル主演舞台「ジュリーのことをイメージして演じる」

 女優の渡辺えり(65)が20日、都内でキムラ緑子(58)とダブル主演する舞台「恋ぶみ屋一葉2020 有頂天作家」(東京・新橋演舞場、3月13~28日)の記者懇親会に出席した。

 渡辺、キムラによる絶妙の掛け合いで笑って泣ける名作喜劇の有頂天シリーズ第4弾。明治43年の東京を舞台に、たくましく生きる元芸者の羽生きく(渡辺)、恋文の代筆行を営みつつ自身の恋には奥手な前田奈津(キムラ)、作家の加賀美涼月(渡辺徹)のコミカルかつ繊細な大人の恋を劇団新派の齋藤雅文氏の作・演出で描く。

 沢田研二(71)の大ファンで知られる渡辺は、男性に恋い焦がれる役どころに「ジュリーのことをイメージして演じるしかない」とプランを明かした。キムラは「えりさんとは、これまで敵対する役回りが多かったけど、今回は親友ということで、とてもいいお芝居になるでしょう。(作・演出の)齋藤さんが、どんな風に伝えてくれるのか、とても楽しみ」と声を弾ませた。

 齋藤氏は「笑いが絶えない大爆笑の舞台。後半は一転して泣けてくる」と構想を明かし、渡辺とキムラの共演には「2人は正反対の女優さんだから作品の構造にマッチする。一緒にやっていて幅広くお芝居を作れる」と語った。渡辺は「4作目ですけど、この戯曲をやりたいと強く思ってやるのは初めて。最高の芝居になるでしょう」と胸を張った。

 大和田美帆(36)、ジャニーズJr.の影山拓也(22)、長谷川純(34)らも出演する。大阪公演は大阪松竹座で4月2~13日まで。 報知新聞社