天海祐希「トップナイフ」ストーカーの謎12・4%

引用元:日刊スポーツ
天海祐希「トップナイフ」ストーカーの謎12・4%

天海祐希(52)が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(土曜午後10時)の18日放送の第2話の平均視聴率が12・4%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回放送の視聴率は13・0%だった。

【写真】日本テレビ「トップナイフ」記者会見に出席した天海祐希ら

天海演じる脳動脈瘤(りゅう)のスペシャリスト医師、深山瑤子がくせ者の同僚たちと衝突しながら奮闘するドクターストーリー。脚本はフジテレビ系「コードブルー」シリーズや「医龍」シリーズなどの医療系ヒットドラマを手がけた林宏司氏。実際の脳外科医と話をしながら10年近くかけて構想を練った。

「世界のクロイワ」の異名をとり、マスコミにもたびたび取り上げられるスター脳外科医・黒岩健吾役を椎名桔平(55)が演じる。そして幼い頃から何事も1番だったエリートだが、実技がからっきしな新人の専門研修医・小机幸子役を広瀬アリス(25)が演じる。永山絢斗(30)は手技に絶対的な自信をもつが同僚にも患者にも心を開かない孤高の医師・西郡琢磨を演じる。医師としては平凡だが、人の適材適所を見分ける能力にたける脳神経外科部長・今出川孝雄役を三浦友和(67)が、病院近くのBAR『カサブランカの』のオーナー・来島達也役を古川雄大(32)がそれぞれ演じる。

久々のベリーショートカットで臨む天海が、「女王の教室」以来14年ぶりに演出家の大塚恭司氏とタッグを組んだ注目作だ。

第2話でも深山は、「女は脳外に向いていない」と公言する黒岩と、自信家だが実力のない幸子、さらには黒岩にライバル心むき出しの西郡と、足並みのそろわないドクターたちに手を焼く。

相変わらず調子のいい部長の今出川は“感性”の高い深山なら他のドクターの気持ちもわかる、と深山の話を取り合わず。

そんな中、深山は1年前に脳挫傷を負って回復した後、頭痛が取れなくなったという外来患者・牧羽由香里(松本若菜)を診察する。由香里は、実は脳外のドクターにつきまとわれて困っていることを相談に来たと話し、診察室の集合写真に写った黒岩を指さす。深山から女性関係のトラブルを指摘され心当たりの相手がいる黒岩。

黒岩は心当たりのある女に電話すると、黒岩がつきまとわれていた女が現れる。しかしその女は牧羽ではないことがわかった。

しかし翌日、黒岩につきまとわれていると話していたはずの由香里が、黒岩とすれ違っても全く反応しない様子に深山は違和感を抱く。

一方、自殺未遂を繰り返し屋上から転落した患者・桑原和子(濱田マリ)を担当する西郡は、自殺願望を持つ和子に強い嫌悪感を感じていた。10年前から顔面に強い痛みを感じる“三叉(さんさ)神経痛”を抱えながらも誰にも理解されてこなかったと話す和子は、「“痛み”は誰にもわからない」と諦め顔で語る。西郡は和子のその言葉が気にかかる様子。“痛み”に関する何かが西郡の過去にはありそうな予感。

牧羽は再度受診し、つきまとわれている人に西郡の写真を指さす。しかし、西郡もシロ。西郡とすれ違った牧羽が全く反応しなかった。

今出川にも疑いが出たが、これも違った。

深山は不審に思い、牧羽から話を聞き出し、全容を解明する。その結果、「フレゴリ妄想」という誰を見ても恋人を見ているように脳が思ってしまう症例を導き出す。

西郡は桑原の手術中、痛みの記憶がよみがえり、桑原の容体も悪化したためパニック状態を起こし、深山が急きょ代わりにオペを成功させる。「悪いちょっと気分が」と珍しく西郡は弱みをみせるも、深山は優しくフォローする。

時を同じくして牧羽も倒れ、緊急手術を行う。黒岩が執刀し、無事成功する。