テレ朝・弘中綾香アナに異例待遇 ディレクター&プロデューサー兼務で局の顔へ

引用元:東スポWeb
テレ朝・弘中綾香アナに異例待遇 ディレクター&プロデューサー兼務で局の顔へ

 2020年の女子アナ界は、テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー(28)を中心に回りそうだ。テレ朝上層部は異例の待遇を用意し、局の顔にしようとしている。

 昨年12月に発表された最新の「好きな女性アナウンサーランキング」で、弘中アナは前年の2位からついにトップに選ばれた。同ランキングでテレ朝の局アナがトップに立ったのは初だ。

「『ミュージックステーション』でタモリの横でアシスタントを務めていた新人のころは、童顔のロリータアナとしてコアなファンはいましたが、アナウンサーとしては頼りない感じでした。しかし、この数年の『激レアさんを連れてきた。』での素の言動で、ものすごい人気となった」(テレ朝関係者)

 弘中アナの人気を見込んだ局も異例の扱いをしている。昨年4月には「激レア――」を深夜枠から土曜夜10時枠に昇格させ、同月にはラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)にゲスト出演した弘中アナが「ラジオの生番組やユーチューバーをやってみたいです」と話すと、7月にはテレ朝系のAbemaTVで「ひろなかラジオ」がスタート。8月にはニッポン放送で「弘中綾香のオールナイトニッポン0」が放送された。

 この年明けの2日には、弘中アナがNHKの「新春テレビ放談2020」に登場。司会の千原ジュニアとNHKの“巨乳アナ”杉浦友紀アナ、バカリズム、ヒャダイン、テレビ東京の佐久間宣行プロデューサー、日本テレビのドラマ「あなたの番です」の鈴間広枝プロデューサーと並び、テレ朝代表として局の垣根を越えたトークを展開した。

 そこで弘中アナから飛び出したのが、番組制作志望だった。「出役(出演者)にとどまらず、制作者としてこれからやっていきたいという思いが個人的にはある」

 弘中アナはテレ朝の大ヒットドラマ「おっさんずラブ」の貴島彩理プロデューサーの名前を挙げた上で「貴島さんにはすごい勇気づけられていて、ひとつ上の先輩があれだけ世の中に対してムーブメントを起こすような作品を作った。私ももしかしたら社会に対して良い影響をもたらすようなコンテンツを世に出せるんじゃないかと。テレビだからこそできる、波及力のある、社会にインパクトを与える番組を作りたいなと思ってます」と自分の言葉で語った。

 これに再びテレ朝も動きだしたという。「上層部は弘中の意向を受け、ディレクターかプロデューサーをやらせようという話が進んでいる。番組は新たに立ち上げるバラエティーかトーク番組になりそう」(テレ朝関係者)

 異例ずくめの弘中アナに新たな制作兼務が加わりそうなのだ。

 元女子局アナの制作者としての活躍といえば、本紙が年明けにスクープしたフジテレビ・秋元優里元アナ(36)が、同局が社運をかけて制作する20億円ドラマのプロデューサーに抜てきされたのが記憶に新しい。

 滝川クリステルの後任として「ニュースJAPAN」のキャスターを務めた秋元元アナは俳優の生田斗真の弟で、同局後輩アナの生田竜聖と結婚、長女をもうけたが、18年の“文春砲”で同局の妻子持ちプロデューサーとの“竹林不倫”が発覚。テレビ画面から消え、同年4月に離婚した。

 昨年夏にネット配信部署へ異動となり、現在はフジテレビがドイツの公共放送局子会社と20億円を共同出資して制作するドラマ「THE WINDOW」のプロデューサーだという。

「不倫の代償としてアナウンサー生命を絶たれた秋元元アナと、現在名実ともに絶頂期の弘中アナとは状況はまったく違うでしょう。弘中アナは言動からもわかる通り、若者文化や言葉にも精通し、若い世代をターゲットとした番組作りの制作者としても期待されている」(テレ朝関係者)

 テレ朝は19年の視聴率で年間では日本テレビに敗北を喫したものの、12月だけは6年半ぶりに月間3冠を奪取し、勢いづいている。”弘中作品”が加われば、打倒日テレが達成できるかもしれない。