長渕剛、完全復活!ファン歓迎“剛コール”に「早く会いたかった」

長渕剛、完全復活!ファン歓迎“剛コール”に「早く会いたかった」

 昨年12月に急性腎盂(う)腎炎で入院していたシンガー・ソングライター、長渕剛(63)が18日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた21年ぶりの主演映画「太陽の家」(権野元監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。1月3日に退院後、初の公の場。ファンから“剛コール”で歓迎された長渕は「心配かけちゃったけど、全快しました」と完全復活をアピールした。

 長渕が晴れ舞台で全快をアピールした。

 昨年12月17日の同映画のシネマ&ライブツアーの最終公演後に体調不良になり、20日に救急搬送。急性腎盂腎炎と診断されて入院したため、同23日の完成披露試写会を欠席しており、この日は1月3日に退院後、初の公の場となった。

 “剛コール”がわき起こるライブさながらの雰囲気の中、サングラスに黒のロングコートを着たカリスマが降臨。「剛、おかえり!」などと歓声が上がると、「コンサート会場じゃないんだから、少しは考えろよ!」と照れながら、「心配かけちゃったけど、全快しました。みんなと早く会いたかったので、とてもうれしいです」と満面の笑み。妻役の飯島直子(51)からも「待ってました」と歓迎された。

 映画主演は1999年公開の「英二」以来21年ぶり。今作では、シングルマザー親子のために家作りをする人情味のある大工の棟梁を演じた。

 トークではサングラスを外して素顔を披露した長渕は「寝ても覚めても『太陽の家』の毎日だったので思いはひとしお。ここからがスタートだと思っています」と感慨深げ。久しぶりの映画撮影について「昔は保守的だったけど、それぞれが自分たちのスタンスで共同作業をしていた」とチームの一体感を強調し、「非常に愛に満ちた現場だった」と振り返った。

 共演者とも本音で向き合い、一番弟子役の永山瑛太(37)と一緒にそばを食べて交流したほか、主題歌「Orange」も担当した。作品で描かれる「愛」は自身も撮影現場で感じ、「みんなと別れるのが寂しくてね。ラブレターを書こうとして、そうしてできたのが『Orange』。みんなの顔が見えて早く書けました」と思い入れたっぷりに告白。ファンから花束などを渡され、圧倒的な存在感を残して立ち去った。