マニア垂涎!ニホンミツバチのはちみつ 酒井千佳の気分は明朗快晴

引用元:夕刊フジ
マニア垂涎!ニホンミツバチのはちみつ 酒井千佳の気分は明朗快晴

 【酒井千佳の気分は明朗快晴】

 自称はちみつマニア。はちみつが大好きで集めています。家には60~70種類を常備。年間を通して食べますが、乾燥する今の時期、特に消費量が多くなります。

 はちみつは保湿効果や殺菌効果が期待できるので冬にはぴったり。はちみつにレモンやショウガなどをつけておいて、お湯で割って飲むと、おいしく体が温まります。また効能が高いといわれているマヌカハニーも毎日少しずつ食べています。

 はちみつは採取された植物や地域などによって味や香りもさまざま。お気に入りはいくつもあるのですが、一番好きなものというと、その希少さも含めてニホンミツバチのはちみつです。

 ニホンミツバチは日本の在来種ですが、そのはちみつは食べたことがない方も多いと思います。それもそのはず、日本で流通するはちみつのうち9割以上は海外からの輸入で、国内産もそのほとんどが外来種のセイヨウミツバチのもの。ニホンミツバチは1%にも満たないといわれています。

 ニホンミツバチを育てる養蜂場に訪れたことがあるのですが、セイヨウミツバチよりも飼育に手間がかかり、採取量もかなり少ないと聞きました。さらにニホンミツバチは今まで住んでいたところの環境が変わると、別の場所に移動する「逃亡」の性質があるそうです。地球温暖化の影響もあり、日本の気候も年々変わってきて極端になってきている今、飼育するというのはより難しいかもしれません。

 その分、お値段もニホンミツバチはセイヨウミツバチよりも高いのですが、そのおいしさは格別です。セイヨウミツバチはひとつの種類の植物の蜜を集めるのに対して、ニホンミツバチはさまざまな蜜を集める性質があり、味も濃厚でとってもおいしいのです。

 趣味でニホンミツバチの養蜂をしている人も多いと聞きましたが、私もいつかニホンミツバチを飼って、自家製ハチミツを作りたいなぁ。

 ということで、今日の心もようは「晴れ」!

 ■酒井千佳(さかい・ちか) 気象予報士、フリーアナウンサー。1985年5月18日生まれ。兵庫県出身。京大工学部建築学科卒業後、北陸放送、テレビ大阪での局アナを経て、2012年4月、フリーに転身。アナウンサー1年目に取得した気象予報士の資格を生かし、「Oha!4 NEWS LIVE」(日本テレビ系)、「おはよう日本」(NHK)に出演。現在は「Live News it!」(フジテレビ系)の「お天気コーナー」レギュラー。座右の銘は「為せば成る」。