「東京五輪」自転車ロードレース観戦は“チケット不要”! 元プロ・ロードレーサー栗村修「ぜひ観に来て」

引用元:TOKYO FM+
「東京五輪」自転車ロードレース観戦は“チケット不要”! 元プロ・ロードレーサー栗村修「ぜひ観に来て」

声優の野島裕史が、自転車をテーマにお届けしているTOKYO FMの番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。1月12日(日)の放送では、前回に引き続き、元プロ・ロードレーサーで、日本最大級のロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」大会ディレクターの栗村修さん(くりむら・おさむ)をお迎えして、「2020年を占う自転車業界のトピック」をお送りしました。

★東京五輪に向けた「NTN presents 2020 ツアー・オブ・ジャパン」コースづくり

栗村:今年の大会の開催時期は、5月17日(日)~24日(日)。これまでと変わらず、8日間・8ステージとなっております。

昨年と違うところは、終盤ステージの金曜日と土曜日です。2019年大会は、金曜日に「富士山ステージ」。これは、富士山を5合目まで駆け上がるコースで、総合優勝が決まる非常に重要なステージです。一方、土曜日のレースは、伊豆・修善寺にある「日本サイクルスポーツセンター」で開催されていました。

今年は、「富士山ステージ」が土曜日に移動しています。これにより、総合優勝の決定が終盤に伸び、最終日の東京ステージ前日まで、手に汗握る展開となります。そして金曜日に、東京五輪の自転車ロードレースフィニッシュ会場になる「富士スピードウェイ」で第6ステージを開催します。「富士スピードウェイ」のステージでは、これまで行われたどの大会(国際大会や全日本選手権)でも、一度も使われたことのないコースを、私、栗村が設定しました。

2018年から下見をして、1周10kmのコースを特殊なショートサーキットを使いながらつくりあげたので、僕にとっても感慨深い。自分がつくったコースで、記念すべき東京五輪イヤーにレースが開催されて。そして、もしかしたら「ツアー・オブ・ジャパン」大会終了時点で日本の代表選手が決まるかもしれない。主催者としては非常にグッとくるものがあります。

野島:ちなみに、「富士スピードウェイ」の周回コースですが、実際に自転車で走りましたか?

栗村:……車でしか走ってないです。

野島:走ってみてくださいよ(笑)。

栗村:大会本番までには、e-バイクで走ってみます。やっぱり、自分の足で自転車に乗ると、どこが“勝負どころ”かわかりますから。でも、ちょっときついコースをつくっちゃったんですよね(笑)。

野島:観る側としては、すごく楽しいですよね。期待したいと思います!