タランティーノ監督、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』のスピンオフドラマ『賞金稼ぎの掟』を制作予定

引用元:IGN JAPAN
タランティーノ監督、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』のスピンオフドラマ『賞金稼ぎの掟』を制作予定

クエンティン・タランティーノが、アカデミー賞ノミネート映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』のスピンオフ・テレビシリーズ『Bounty Law(原題)』を監督することを明らかにした。『Bounty Law』は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』の劇中に出てくる架空のテレビ番組『賞金稼ぎの掟』をもとにしたものになる。
Deadlineのインタビューで、タランティーノは西部劇ドラマを作るという自身の計画について語っている。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』では、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)が劇中劇の『賞金稼ぎの掟』でガンマンのジェイク・カーヒルを演じていた。シリーズは30分のエピソードが5話で、タランティーノが監督する予定。

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「『賞金稼ぎの掟』はやりたいと思っているんですけど、1年半はかかるでしょうね」とタランティーノは言っている。「『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』からきたものではある、でもこれが映画の一部だとは考えてないんです、実際そうだったとしてもね。これはジェイク・カーヒルを演じるリック・ダルトンの話ではない。ジェイク・カーヒルの物語なんですよ」
タランティーノはさらに、西部劇というジャンルへ気持ちを切り替えるために観ていた古い西部劇のテレビ番組のことや『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』に出てきた『賞金稼ぎの掟』シリーズからの影響についても話している。
「すべてここからきているんです。『賞金稼ぎの掟』に気持ちを切り替えるために、『拳銃無宿』、『ライフルマン』、『拳銃街道』、こういった30分番組をたくさん観たところから。リックが出ていたような番組です」とタランティーノは言う。「以前からこういったものをやりたかったんですが、今はとてもやりたくなっていますね。30分の中にドラマティックなストーリーがあるというコンセプトで。観たら、22分の間にめちゃくちゃたくさんの物語が詰まってるじゃないか、って思うような。僕にできるだろうか?と思いましが、30分のエピソードを5話書き上げました。だからやりますよ、それを全部監督します」

『賞金稼ぎの掟』に加えて、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』からの新しい映像の公開も期待できそうだ。タランティーノは以前、全部で4時間分のカットシーンが「たぶん1年以内に」公開されると明かしていた。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』はアカデミー賞では作品賞、脚本賞、監督賞にノミネートされている。IGNでもThe Most Epic Movie Moments of 2019に選出している。 Adele Ankers