マーゴット・ロビー、性差別は「みんなのDNAに埋め込まれている」

引用元:ELLE ONLINE
マーゴット・ロビー、性差別は「みんなのDNAに埋め込まれている」

雑誌イギリス版『グラマー』のインタビューに答えたマーゴット・ロビー。彼女は製作会社「ラッキーチャップ・エンターテイメント」を設立、プロデューサーとしても活躍している。製作過程のミーティングでは性差別に日常的に遭遇するという。「男女差別は人の中に生まれながら埋め込まれているようなもの。決断を下すのはあなただったとしても、相手はその場で一番近くにいる最年長の男性たちに向かって質問をする。それはDNAに埋め込まれた先天的なものなのよ」。

「相手が質問しそれに答えられるのが私でも、彼らは私が一緒に仕事をしている男性のプロデューサーに尋ねる。これはお金の話だから男性に聞くっていうことなのよ。男性のプロデューサーは『答えを知っているのは彼女。だから彼女に聞くべきだ!』って返している。これは私たちが小さい頃から経験している社会の構造なのよ」。 マーゴット・ロビー、性差別は「みんなのDNAに埋め込まれている」 マーゴット・ロビー(Margot Robbie)GETTY IMAGES でもこれに変化が生じてきているとマーゴット。「みんながこの差別を意識し始めているのは興味深いこと。平等という考え方を受け入れたいとみんなが思ってきている。これまで自分たちがそういう考え方や見方を持っていなかったこと、意識してこなかったことにみんな多少ショックを受けていると思うわ」。

「年長の男性=決定者」という考え方が蔓延しているのはアメリカだけでも、映画界だけでもない。これからどのように変えるべきか、変えていけるのかを改めて考えたいもの。