レオナルド・ディカプリオ、ブラジル大統領のアマゾン火災批判に反論

 環境保全に力を入れ、環境保護団体などに多額の寄付を行っているオスカー俳優のレオナルド・ディカプリオが、アマゾンの森林火災に加担したとしてレオナルドを批判したブラジルのジャイル・ボルソナーロ大統領に反論した。

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 E!Onlineによると、ボルソナーロ大統領は現地時間11月29日、証拠を一切提示せずにSNSを通じて、環境NGOがボランティア消防士に依頼して、寄付を募るためにアマゾン森林火災の写真を撮影させ、レオナルドがその団体に50万ドル(約5400万円)を寄付したと主張したという。

 ボルソナーロ大統領は大統領邸の前で「あのレオナルド・ディカプリオって人はクールなんだろ? なんせアマゾンに火をつけるための資金を提供している」とコメントしていたとのことだ。

 本件に対し、レオナルドは自身のインスタグラムに声明を投稿し、「代わりがきかない生態系の未来が危機に瀕している。僕は誇りを持ってその生態系を保護している団体を支持する。支持して当然のことだが、名指しされている団体に資金提供はしていない」と、ボルソナーロ大統領の主張にきっぱり反論した。

 レオナルドは今後もアマゾンの保全に尽力しているブラジルの先住民コミュニティや地方自治体、科学者などをサポートすると決意を新たにしている。