工藤阿須加、地上波ドラマ初主演作は新たな挑戦…カンテレ新ドラマ「連続殺人鬼カエル男」

引用元:スポーツ報知
工藤阿須加、地上波ドラマ初主演作は新たな挑戦…カンテレ新ドラマ「連続殺人鬼カエル男」

 俳優・工藤阿須加(28)が、放送中のカンテレ新ドラマ「連続殺人鬼カエル男」(木曜・深夜0時25分)で、猟奇的殺人犯「カエル男」を追う新人刑事・古手川を演じている。

 「さよならドビュッシー」などで知られる中山七里(しちり)氏の同名小説を原作にした宝島社「このミス」大賞ドラマシリーズ第4弾。「重厚感のあるストーリー。センシティブな内容も取り扱っているので、生半可な覚悟ではできない」と腹をくくって撮影に臨んだ。ブラッド・ピット主演映画「セブン」の世界観を思わせるといい「これまでは明るく優しい声を使っていたんですが、声のトーンを落として緊張感の部分を出しています」。地上波ドラマ初主演作は、新たな挑戦でもある。

 出世欲の強い古手川役は「純粋。自分の思いに真っすぐ。抱えているトラウマもあるんですが、愛着が湧き、演じていて楽しい」。題名にちなんで自身を生き物で形容してもらうと「直球男なので『イノシシ男』ですね」と、やはり主人公と共通項があった。

 「沢登りなどアウトドアが好きなんですが、ちょっと危険なことでも自然と体が動いてしまう。気持ちを優先して。考えて考えて行動するぐらいなら、自分が感じたものをやってみて、それで失敗したら次の選択肢へ。年齢を重ねるごとに制限や責任が多くなりますが、それでがんじがらめになってしまうのは最終的にマイナスになる気がします」

 プロ野球・ソフトバンクの工藤公康監督(56)の長男。優勝請負人と呼ばれた父譲りの面も多そうだが「父は考えながら一つ一つ行動していくタイプ。僕も考えられるようになればいいなと思いますが…難しいですね」と苦笑い。デビューからまだ8年。冒険心を失わず、ストレートで押していく。(筒井 政也)

 ◆工藤 阿須加(くどう・あすか)1991年8月1日生まれ。28歳。埼玉県所沢市出身。2012年、ドラマ「理想の息子」で俳優デビュー。プロゴルファー・工藤遥加(27)は妹。日本テレビ系「ZIP!」の水曜パーソナリティーを担当。 報知新聞社