木村拓哉が“猿”の姿で「映画ドラえもん」に初参戦!「正直まだ信じられません」

引用元:Movie Walker
木村拓哉が“猿”の姿で「映画ドラえもん」に初参戦!「正直まだ信じられません」

今年で連載開始50年のメモリアルイヤーを迎える国民的キャラクター「ドラえもん」。毎年春休みの定番作品として公開されてきた「映画ドラえもん」シリーズの40作品目となる最新作『映画ドラえもん のび太の新恐竜』が3月6日(金)より公開。このたび本作のゲスト声優として、木村拓哉が参加することが明らかになった。

【写真を見る】キムタクが演じるのは物語のカギを握る“猿”!?

本作は6600万年前の白亜紀を舞台に、のび太たちが大冒険を繰り広げる新たな“恐竜”の物語。恐竜博の発掘体験で見つけた化石を“タイムふろしき”で元の状態に戻したのび太。生まれてきた双子の恐竜にキューとミューと名付け育てはじめるのだが、現代で恐竜を育てることは難しく、2匹を元の時代に返すことを決める。そしてドラえもんのひみつ道具や恐竜たちの力を借りながら、6600万年前でキューとミューの仲間を探すすうちに、謎の島へたどり着くことに…。

昨年放送され高視聴率を記録したTBS系列の日曜劇場「グランメゾン東京」や、フジテレビ開局60周年特別企画として放送された「教場」での熱演が記憶に新しい木村は、これが「映画ドラえもん」初参戦。アニメ映画の声優を務めるのは宮崎駿監督の『ハウルの動く城』(05)、海外でも高評価を集めた『REDLINE』(10)に続き10年ぶり3度目。

そんな木村が演じるのは、白亜紀という時代に存在するはずのない“猿”の姿をした怪しい男・ジル。謎の島に関する秘密を握っており、のび太たちを監視する重要な役どころだ。情報解禁に合わせて行われた取材ではドラえもんカラーの青色の衣装で登場するなど“ドラえもん愛”をアピールした木村は「ドッキリ企画かと思ったほど驚きました(笑)」とオファーを聞いた時の心情を告白。

そして「僕も恐竜が大好きな少年でした!『のび太の恐竜』ももちろん観ていますし、『新恐竜』に参加できるのは嬉しいです。とにかく完成が楽しみです」と喜びを爆発させていた。世代を超えて愛され続ける「ドラえもん」と長年エンターテインメントの第一線を走りながら常に新しいことに挑戦し続ける木村の奇跡のタッグ実現で、「映画ドラえもん」はさらにパワーアップすること間違いなし!公開を楽しみに待ちたい。

<コメント>

●木村拓哉

「最初は“もし『映画ドラえもん』の出演依頼が来たら、木村拓哉はどんな反応をする?”というドッキリ企画かと思ったほど驚きました(笑)。僕が生まれる前から存在し、幼少の時からずっと楽しんできた『ドラえもん』の世界に自分が入り、ひとつのキャラクターになれるという事が、正直まだ信じられません。小学生の頃、コロコロコミックで『ドラえもん』を読んでいました。漫画・アニメの物語だと理解はしているのですが、僕が幼い頃から近くにあり、もはや日常に『ドラえもん』が含まれているような気がします。

頼りないのび太はまさに僕たちの代弁者で、その傍らにはいつもドラえもんが居てくれる。僕たちが弱気になった時、『ドラえもんが助けてくれたらなぁ~』と想像するだけで、一瞬でも寄りかかれるような存在でした。僕たちが歳をとっても、彼らは不変です。慣れ親しんできた、僕ら日本人のDNAの中にあるような感じ。だから50年間も、ずっと人々の傍に居続けてくれているのだと思います。

アフレコ時、声の演技では監督のOKを信じるしかないのですが、今回はドラえもんやのび太たち、声優の方々の声に引っ張ってもらえた気がします。また、現段階でも絵のクオリティが凄く、未完成にも関わらず感動しました。とにかく完成が楽しみです。

ちなみに、僕も恐竜が大好きな少年でした!幼稚園の頃から今作の舞台である白亜紀の世界を想像し、のび太のように化石の発掘をした事もあります。『のび太の恐竜』ももちろん観ていますし、そんな僕が今回『のび太の新恐竜』に参加できるのは嬉しいですね。50周年記念、映画40作目となる『のび太の新恐竜』は、今まで考えもしなかったような事に気づかせてくれる物語になっています。子供と大人が一緒に、家族みんなで楽しめる映画ですので、ぜひ見てください!僕も早く観たい!」

ーー欲しいひみつ道具は?

「ドラマの台詞を覚える時『アンキパンがあったらなぁ~』って思うことはしょっちゅうありますが、『あいつはアンキパンで覚えてるんだろ』と思われるのは悔しいので、やっぱりどこでもドアかなぁ。どこでもドアで、ヒマラヤ山脈の頂上、世界で一番高い場所へ行ってみたいです。体力や天候、様々な条件をクリアしないと行けない場所からの景色を、ずるいですけど、どこでもドアを使って見てみたいですね。それと、机の引き出しにタイムマシンがあるかどうかは、小さい頃にもちろん確認しましたよ。『あるわけないよな』って思いながら(笑)」。

ーー自分をドラえもんのキャラクターに置きかえるなら?

「理想はジャイアン。『お前のものは俺のもの』という感じを貫き通しているジャイアンに、徐々に惹かれるようになってきて、大人になった今は男としてかっこいいなと思ってしまいます。だけどやっぱりジャイアンにはなりきれない。なので、のび太とスネ夫のミックスの、“のび夫”って感じですかね(笑)。のび太のように速攻寝られるタイプでもないし、スネ夫ほど裕福でもなかったので、“のび夫”か“スネ太”(笑)」。

(Movie Walker・文/久保田 和馬)