シリーズ最新作、PS4/WIN「三國志14」いよいよ本日発売! 1,000名以上の武将が登場

引用元:Impress Watch
シリーズ最新作、PS4/WIN「三國志14」いよいよ本日発売! 1,000名以上の武将が登場

 コーエーテクモゲームスは、プレイステーション 4/Windows用歴史シミュレーション「三國志14」を1月16日に発売する。価格は、PS4用通常版が9,680円(税込)。WIN用通常版が10,780円(税込)。豪華特典付きの「TREASURE BOX」はPS4版が15,180円(税込)。WIN版が16,280円(税込)。

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 本作は、“人間ドラマの集大成である三国志”を再現した歴史シミュレーション「三國志」シリーズの最新作。本作では、広大な中国大陸を細かな「土地」の集合体で表現し、内政も戦闘も外交も計略も、すべての要素が“土地の管理、奪い合い”に集約される。

 基本システムとしては「1枚マップ君主制」を採用し、自分と敵が同時に動く「同時プロット制」で「戦略フェイズ」と「進行フェイズ」を繰り返してゲームが進行していく。総勢1,000名以上の武将が登場。150以上もの「個性」で魅力的に表現される。黄巾の乱から孔明の北伐まで、「三国志」を堪能できる全7本のシナリオと多彩なイベントが収録されており、時代ごとに変わる情勢をプレーヤーの戦略で戦っていく。

【「三國志14」オープニングムービー】【【予約受付中】「三國志14」PV1】【PS4【1/16発売】「三國志14」PV2】■“主義”と個性あふれる「政策」により千変万化する「施政」

 本作では、プレーヤーの戦略の幅を広げる要素として、勢力の中枢とも言うべき「施政」を組織することができる。「施政」は組織図で表現され、配下の武将を組織図に組み込んでいくことで、さまざまなコマンドや効果を獲得。自らの戦略に合った「施政」作りが重要になる。

 「施政」には「戦闘」・「支援」・「謀略」・「内政」・「人事」の5部署があり、さらに君主の“主義”によって組織図の構成が異なる。“主義”は、曹操の「覇道」、劉備の「王道」、孫権の「割拠」など全部で6種類。例えば「覇道」は、「戦闘」と「支援」に多くの人員を配置でき、戦況を有利にしやすい組織となる。また、“主義”にはLvがあり、Lvを上げると「施政」の規模を大きくしていくことが可能だ。

 武将たちは各々が「政策」を所持しており、「施政」の各部署に配置されることで「政策」の効果を勢力に付加する。「政策」には、魚鱗陣形の効果を上昇させる「魚鱗強化」、部隊と都市の士気上限を上昇させる「軍制改革」、火罠が建設できるようになる「火計研究」など個性豊かなバリエーションがあり、これらを組み合わせた効果的な「施政」の構築が戦略に大きな影響を与える。

 なお、「政策」の中には、それひとつで「戦闘」部署の全政策の効果に匹敵する「三軍強化」など、一部の武将のみが所持する強力なものも登場する。君主の“主義”による組織の違いはもちろん、「政策」を所持する配下武将を多数従え、適材適所に配置することで「施政」は多彩に変化していく。

・武将が持つ「政策」の例

【戦闘】

【支援】

【謀略】

【内政】

【人事】

■全7本のシナリオと、ロマンあふれる多彩なイベントシーン

 戦乱の幕開けを告げる「184年2月 黄巾の乱」、曹操と袁紹が覇を争った「200年1月 官渡の戦い」、諸葛亮による北伐が始まる「227年2月 出師の表」など、本作は全7本の中から好きなシナリオを選んでプレイできる。

 各シナリオでは、それぞれの時代を彩った個性豊かな群雄からプレイ勢力を選択可能。選んだ勢力によって、中国統一までの楽しみ方は千差万別だ。

 勢力図は、従来のような都市単位ではなく地域単位で区分けされ、より細かな領有状態で各勢力の版図が設定されている。例えば、シナリオ「194年6月 群雄割拠」の初期配置では、河北で袁紹と公孫サン、中原で呂布と曹操が激突し、江南では孫策が飛躍を目指す状況にあり、しかも国境線は必ずしも隣接しているわけではない。どのような前線を築いて敵勢力との戦いに臨むか、シナリオ開始直後から戦線の模索が重要となる。

 また、王允の養女・貂蝉が董卓と呂布を惑わせた「連環の計」、劉備が諸葛亮を軍師として迎えた「三顧の礼」など、三国志を象徴するさまざまな出来事がイベントシーンとして表現される。本作のイベントは条件を満たすことでプレーヤーが能動的に発生させられるため、自由に自分だけの三国志を楽しめる。

【三顧の礼】
【孫策出陣】
【桃園の誓い】
【連環の計】
■武将を表現する150以上もの「個性」

 本作ではシリーズ最多となる1,000人以上の武将が登場し、それぞれを表現する「個性」が設定されている。個性は全部で150以上あり、戦闘で有用なもの、内政で効果を発揮するものなど、さまざま。なかには、固有となる強力な個性を持つ武将もいる。

 例えば、数々の窮地を脱し、最後には蜀の皇帝となった「三国志演義」の主人公・劉備は、土地の占領で優遇される「英名」や戦闘時捕虜とならない「強運」に加え、退却中に機動が上昇しZOC(敵勢力の配置による行動制限)も無視する固有個性「脱兎」を所持する。「三国志演義」で描かれるように、劉備を捕らえることは至難と言えるかもしれない。

 劉備の義弟で三国志随一の武勇を誇った張飛は、戦闘時に複数の敵部隊に隣接されても包囲効果の影響を受けないという強力な固有個性「闘将」を持つ。一方で、近くにいる敵部隊を無視できないというマイナス個性「猪突」も持っており、張飛のもうひとつの人柄が表現された個性となっている。

 同じく劉備の義弟である関羽は固有個性「神将」を持ち、特定範囲内の自勢力部隊の攻軍、防御を上昇させる効果がある。

 このほかにも多種多様な個性があり、三国志の時代を生きた唯一無二の武将たちを魅力的に表現する。

【個性とその効果の例】

□武将の個性を際立たせる「名品」

 武将の個性以外でも、三国志を彩る要素として「名品」が登場する。曹操が著したとされる兵法書「孟徳新書」や、一日千里を駆けたと言われる「赤兎馬」など、武将にまつわるものから宝物までさまざまな種類があり、武将の能力を上昇させる特殊な効果を発揮するものもある。

 所持武将の能力に影響を与えるだけではなく、配下武将に授与することで、その武将の忠誠を上昇させられるため、勢力を運営していくうえでも重要な意味を持つ。

■各地に跋扈しプレーヤーを悩ませる異民族

 プレーヤーを悩ませる存在として、本作には異民族が登場する。異民族は「烏桓(うがん)」、「鮮卑(せんぴ)」、「羌(きょう)」、「山越(さんえつ)」、「南蛮(なんばん)」といった種類があり、地域の治安が悪化すると、その地域に属する都市の立地に応じた異民族の部隊が出現し、地域を荒らしていく。異民族の部隊が通過した土地は空白地となり、せっかく占領した土地の領有権を喪失してしまうため、迅速な対応が必要だ。

 一方で、各異民族の発生を免れる手段として、武将の個性を利用することができる。涼州の雄である馬騰は「親羌」という個性を持っており、馬騰が都市にいれば、その都市に属する地域には異民族「羌」の部隊が出現しなくなる。また、個性「親羌」は「羌」を味方として活用でき、計略「埋伏の毒」の成功度合いによっては、敵勢力の地域に「羌」の部隊を出現させることもできる。

■ストーリー仕立てのチュートリアルと、自由自在の新武将作成

 基本的なプレイの流れなどをわかりやすく紹介したチュートリアルが実装される。劉備、関羽、張飛と一緒に、プレイのイロハを「盧植先生」に教わりながらチュートリアルを進められる。チュートリアル中は、矢印や指示ボードなどで、何をするべきかが提示されているため、直感的に本作の基礎を学ぶことができる。

 本作でも新武将を自由に作成可能。名前や能力、顔などの基本的な設定から、主義や政策、個性、戦法、陣形に至るまで、細部にわたって設定できる。自分が思い描いた架空の武将や、歴史上の人物を作成するなど、思うがままに楽しめる。

 さらに、シナリオ設定では複数の難易度に加え、イベントの発生、負傷兵の回復、災害や寿命の有無など、さまざまな設定を変更して遊ぶことが可能。環境設定ではCG画質の設定から各種音量まで、プレーヤーの環境に合わせたカスタマイズも行なえる。

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