坂口健太郎『シグナル』映画化&続編決定「ボロボロになる姿見せたい」

坂口健太郎『シグナル』映画化&続編決定「ボロボロになる姿見せたい」

 俳優、坂口健太郎(28)が主演した2018年4月期のフジテレビ系ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」の劇場版とスペシャルドラマが来年に公開・放送されることが14日、分かった。続編でパワーアップした姿を見せる坂口は本格アクションに挑戦。普段の柔和なイメージをかなぐり捨て、「すごく楽しみ。いい意味で視聴者の期待を裏切りたい。ボロボロになる姿を見せたい」と粉骨砕身の覚悟で臨む。

 「GYAO Awards 2018」を受賞し、年間の「テレビ見逃し部門」で最もユーザーに支持された番組に選ばれた“坂口の代表作”が、スケールアップして復活を遂げる。

 2018年4~6月に放送された「シグナル」は、16年の同名韓国ドラマが原作で、現在を生きる刑事、健人(坂口)と過去を生きる刑事、大山(北村一輝、50)が謎の無線機で交信し、未解決事件を解決していくヒューマンサスペンス。

 ドラマ初主演作だった「シグナル」の熱演などが評価され、18年の「アジアドラマカンファレンス」で特別表彰を受けたスター俳優は、愛着の深い作品が来年に映画化&SPドラマ化されることになり、大感激。「連ドラで完成された作品に、どうやってもっと面白い要素を付け加えていけばいいのだろうと少しプレッシャーを感じましたが、とても大きな挑戦」と武者震いしている。

 劇場版はオリジナルストーリーの新作で、連ドラの“その後”を描く。最終回は、自分の運命を狂わせた事件の真相を知った健人が現代の大山の元へ向かうシーンでラストを迎えたが、劇場版で2人が再会できるのかなど新たな謎が明らかになる。さらに健人は前代未聞の未解決事件に向き合い、坂口は本格アクションにも挑戦する。映画の公開時期に放送されるSPドラマでは、韓国版の中でも人気が高かったエピソードを映像化する。

 「いい意味で毎回視聴者の期待を裏切りたい」という坂口は、犯人グループと対決する本格アクション場面について「“肉体を使ったキャラクターの強さ”を出すという、新しい挑戦をします」とニヤリ。すでに体を鍛えており、「橋本一監督からも『今回は健人がボロボロになる姿を見せたい』という話がありました。新しい坂口健太郎を見てもらえたらいいな」と堂々宣言した。

 2021年、“続編”とともに進化した坂口が新たな「シグナル」ブームを巻き起こす。