映画『モービウス』のトレーラーが公開!主演のジャレッド・レトがマーベルのアイコニックなモンスターを語る

引用元:IGN JAPAN
映画『モービウス』のトレーラーが公開!主演のジャレッド・レトがマーベルのアイコニックなモンスターを語る

IGNから、米ソニー・ピクチャーズによる映画『Morbius(原題)』のトレーラーを公開しよう。本作はダニエル・エスピノーサ(『デンジャラス・ラン』、『ライフ』)が監督を務め、
ジャレッド・レトは天才生化学者のマイケル・モービウスとして出演する。マーベル・コミックをベースにしたキャラクターで、特殊な血液の病にかかり、自ら治療法を生み出そうとして吸血鬼のようなモンスターになってしまったという設定だ。

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「モービウスという男は実に奥深いキャラクターで、非常に魅力を感じました。彼の人生に多くの衝突が発生しています」とレトはIGNに語った。
「ひどい病気を持って生まれたけど、才能あふれる人物ですね。若い頃に生化学や薬に関心を持つようになり、自分の病気の治療法に人生を捧げると決めたんです。でも、その途中で地獄になっちゃうわけです」
トレーラーで確認できる虐殺からすれば、ごく控え目に言って確かに地獄のようだ。

コミックでモービウスは「モービウス、生ける吸血鬼」と呼ばれる。彼は青白い肌の吸血鬼のようなクリーチャーに変身し、想像を超えたパワーとスピード、暗闇でもよく見える視力を獲得する。そして、自分の命を持続させるために人々の血を求めるようになる。そこに超自然的な側面はない。ドラキュラのようにニンニクや日光に十字架といった弱点はない。あくまで最先端の化学が生み出した事件だ。同じくモンスターに化けた天才科学者のドクター・オクトパスやリザードと並んで、元々は「スパイダーマン」のヴィランとして登場した。そして、後に自分の能力を生かして人々を助けるマーベルのアンチヒーローに成長した。
トレーラーではソニーの他の「スパイダーマン」映画へのオマージュも含まれており、例えば背景にはポスターを確認できるし、マイケル・ジョン・ダグラスのヴァルチャーも登場している。さらに、『スパイダーマン:ホームカミング』、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、『ヴェノム』の映画タイトルも出てくることからすれば、本作と繋がっていると思われる。だが、2017年の『ヴェノム』と同じように、あくまでモービウスというキャラクターにフォーカスしたスタンドアロンの物語となる。
本作の物語は、コミック版と類似しているが、モービウスの物語を新しい形で描く映画となる。モービウスというキャラクターはモラルのジレンマを抱えており、それが物語の駆動となる。自分と同じ病気にかかっている人の治療法を生み出すという立派な目標が、自分の人間性を失い、吸血鬼のような存在として多くの人を痛み付ける結果を招いてしまったわけだ。レトはこのキャラクター設定に魅了されたという。
「映画にあるモービウスの台詞で、ずっと死に向かっていた人生において、今は一番生きた心地がするというのがあるが、これは本作の物語を象徴する台詞だと思う」とレト。
「恐ろしい病にかかり、治療のために多くを乗り越えたモービウスが、突然パワフルな存在になるわけだが、それは悪の力だ。映画では、モービウスの中に眠る光と闇の戦いが繰り広げられていきます」

トレーラを見てわかるように、マイケル・モービウスはDNAの実験で自分の病を治療できるのかを実験している 。 持ち上げられないような重い物体を人間離れしたパワーで持ち上げ、凄まじいスピードでカラフルな霧っぽい跡を残し、鉄パイプ(そして人間の顔)をかぎつめで切り裂き、エコロケーション能力で環境を把握する 。 どれも素晴らしい能力だが、コントロールの効かない人間の血への欲求がついてまわる 。 だが、その闇の力があってこそ、モービウスはマーベルの数多くのアイコニックなキャラクターの中でも魅力を放っている 。 彼のようなキャラクターは、他にいないのだ 。 確かに、ブルース・バナーもハルクの怒りをコントロールするのに苦労しているし、ブラック・ウィドウも冷酷な暗殺者にならないように注意をしなければならない 。 だが、マーベルのヒーローで、心の奥で本当はただただ人喰いがしたいキャラクターはいない 。 コミックのキャラクターを題材にした映画がたくさん出るようになったが、レトによるとモービウスのモラルの複雑さが唯一無二の作品に繋がる 。 「モービウスというキャラクターの中にはちゃんとした正義感のある人間が確実にいる 。 いいやつだ 。 善と悪の内面的な葛藤を描く作品になるわけで、最終的にどちらが勝つかは観ればわかるでしょう」とレト 。

映画『モービウス』のトレーラーが公開!主演のジャレッド・レトがマーベルのアイコニックなモンスターを語る – Part 2

「それがこの映画の面白い部分だと思っています 。 明白な道があるわけではないし、善と悪の境界線も極めて曖昧で、グレーゾーンがあるんです 。 モービウスはただのスーパーヒーローではなく、実に奥深いキャラクターで、完璧じゃない 。 感情移入できる普通の人間が、特殊のチャレンジや問題を抱えたらどうなるのか、というのは非常に面白いテーマだと思います」
『Morbius』は7月31日に全米公開予定 。 Joshua Yehl