ペット・ショップ・ボーイズ、久々に2人揃って登場! 新作『ホットスポット』の全貌、さらに「10年代のエレクトロニック・ミュージック」を斬る!

引用元:rockinon.com
ペット・ショップ・ボーイズ、久々に2人揃って登場! 新作『ホットスポット』の全貌、さらに「10年代のエレクトロニック・ミュージック」を斬る!

(2010年代は)アメリカのエレクトロニック・ミュージックが勢力を拡大してきた10年間だったよね。テイラー・スウィフトがまさにその典型的な例で、カントリー歌手として出てきたのがエレクトロニック・ポップを歌うようになっているんだ

昨年は前作『スーパー』を引っさげ実に19年ぶりの単独来日を果たし、そのポップ×アートの高度な交配から生まれる唯一無二のエレポップ・サウンドの健在ぶりを証明したペット・ショップ・ボーイズ。彼らの3年ぶりのニュー・アルバム『ホットスポット』は、ノンストップに畳み掛けるダンス・アルバム的一作だった『スーパー』に対し、“ドリームランド”や“モンキー・ビジネス”のようなアッパーなディスコ・チューンと、バーナード・バトラーがギターを弾き、薄暗い寓話性を秘めた驚きのフォークに仕上がった“バーニング・ザ・ヘザー”などメロウでシニカルなナンバーのコントラストが際立つ、重層的な構造のアルバムとなった。ベルリンのハンザ・スタジオでのレコーディング、ベルリンという都市が彼らに与えた影響も大きかったのだろう、どこか「陰り」を感じさせる音響がモダンで、彼らが2020年代もポップの同時代性と共にあることを確信させる力作だ。

今回はそんな新作の話に加え、35年にわたって第一線に立ち続ける稀有のポップ・アクトであるPSBに、2010年代のエレクトロ・ポップ・シーンを改めて振り返ってもらった。(粉川 しの)

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