葵わかな、朝ドラ撮影後から歌のレッスン 主演ミュージカルに意欲

葵わかな、朝ドラ撮影後から歌のレッスン 主演ミュージカルに意欲

 女優、葵わかな(21)が11日、大阪市内で主演ミュージカル「アナスタシア」(4月6~18日、大阪・梅田芸術劇場メインホール)の取材会を行った。

 アニメ映画「アナスタシア」に着想を得た同作は、帝政ロシア時代の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」に基づいた物語。米国・ブロードウェーなど世界各国で上演が続き、今回日本初上演で、葵は記憶をなくした主人公アーニャを木下晴香(20)とWキャストで演じる。

 昨年「ロミオとジュリエット」でミュージカルデビューした葵。「気持ちの前に、ある程度テクニックがないと、絶対に歌はできない。自分の実力とバランスが取れていなかった部分はあったかもしれないけど、『女優さんだもんね』と思われないような歌を歌いたかった」。ヒロインを務めた2017年NHK連続テレビ小説「わろてんか」の撮影中から始めた歌のレッスンが実を結び、美声を響かせた。

 今回はミュージカル2作目。前回の反省を踏まえ、「お芝居の途中で急に歌を歌うのはすごく難しい。そこをどうやってなじませていくか、考えていけたらいいなと思います」と意気込みを語った。

 東京公演は3月1~28日、東急シアターオーブにて。