ドラマ版『ウィッチャー』のショウランナーがニルフガードの鎧がダサイ理由を説明

引用元:IGN JAPAN
ドラマ版『ウィッチャー』のショウランナーがニルフガードの鎧がダサイ理由を説明

Netflix『ウィッチャー』のショウランナー、ローレン・シュミット・ヒスリックが、物議を醸しているニルフガード軍の鎧のデザインについて説明した。
この鎧を人々が初めて目にしたのは、番組の配信開始数ヶ月前にリークしたセットでの写真だったが、奇妙な形で、「しわのようなもの」が全面についている。インターネット上にはこれを見て混乱した人々があふれ、CD Projekt REDのビデオゲームで使われたデザインと比較してからかう人たちまで出てきた。

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IGNのインタビューで、ヒスリックはこの鎧のデザインがこれほどまでに奇妙である理由を説明している。「ニルフガードの鎧に関して私たちが重要だと考えていたのは、シントラの鎧とは違ったものにすることでした」とヒスリックは言う。「(シントラには)非常によく訓練された軍隊があります。裕福な王国だからです。そのシントラとニルフガードを対照的にしたかったのです。ニルフガードもよく訓練された軍であることははっきりしていますが、北に向かって移動しています。しばらくの間移動し続けて、新たな兵士を徴収していきます」
「(鎧は)どこかで調達したように見える必要がありました。短期間で手に入れて、兵士に着せているのです。ですから、標準的な鎧と同じ見た目ではいけないということになります」
プロデューサーのTomasz Bagińskiは、ニルフガードの鎧は史実上の巨大な軍隊から着想を得ていると言っている。防御しなければならない兵士の数が膨大なため、短期間で作られた見た目のよくない鎧が使われることも多かったという。
「シントラ軍の兵士が200人だとしたら、(ニルフガードは)20000人です」とBagińskiは説明する。「数が大事なんです。ほかの軍隊をみんなで援護するということです。人類の歴史においてはこういった軍隊もあって、実際かなり効果的でした。でも、見た目はかっこよくなかったんです!」

また、ニルフガードはよその大陸からきた奇妙な軍隊に見えるようにしたいと思った、ともBagińskiは言っている。「彼らを、ある意味異星人のように見せることが大切でした。彼らは違っているんです。南からきた膨大な数の人々の一団は、もうほとんど異星人のようなものですから」 Matt Purslow