小籔千豊「死ぬほど上手い!」と大絶賛! Ovallの「横ノリ」グルーヴに溺れる

引用元:TOKYO FM+
小籔千豊「死ぬほど上手い!」と大絶賛! Ovallの「横ノリ」グルーヴに溺れる

小籔千豊が新MCをつとめ、“ライブ音楽とビールが生み出すゆたかなひととき”をテーマに、あなたのすぐそばで素敵なアーティストたちが生ライブで生きた音楽を届けるTOKYO FMの番組「KIRIN BEER “Good Luck”LIVE」。2019年12月28日(土)の放送には、3人組バンドのOvallが登場しました。OvallはベースのShingo Suzukiさん、ドラムスのmabanuaさん、ギターの関口シンゴさんの3人からなるバンド。メンバー全員がプロデューサーとしても活躍しているマルチプレイヤー集団で、ソウル、ジャズ、ヒップホップなどを取り入れたグルーヴィーな楽曲を聴かせています。12月4日(水)にはサードアルバム『Ovall』をリリースしたばかりです。

小籔が2006年のバンド結成について「どんなサウンドを目指して結成されたんですか」と尋ねると、メンバーは「いわゆるブラックミュージックの、横ノリで骨太なビートの効いたバンドをやりたいな、と思って始めました」。すると小籔が「横ノリって意味がわからないんですよ」と突っ込むと、「体が横に動く感じ。小籔さんの芸風は横ノリですよね。いい感じに揺れていますよね。ザキヤマさんは縦のノリなんですけど」とメンバーから絶妙な返答。小籔が「僕の中にもブラックミュージックの血が流れていたんですね。うれしいです(笑)」と返すなど、楽しいやりとりを披露してくれました。

ライブはサポートのキーボーディストが加わった4人編成で、まずは2010年のファーストアルバム『DON’T CARE WHO KNOWS THAT』から、インスト曲の「Mary(Flying Beats)」でスタート。ゆったりしたグルーヴの上で、エレピがメロディーを奏でていくソウルナンバーです。次の「Take U to Somewhere」はハイトーンボイスが冴える歌もの。エモーショナルなギターソロも聴きものです。

3曲目は最新アルバム『Ovall』収録の「Dark Gold」。いっそうファンキーなグルーヴに乗せて、ハモンドオルガンやギターのソロプレイが応酬して熱を帯びていき、彼らの敏腕プレイを堪能できます。

中盤のMCではメンバー同士でこのスタジオライブについて、「レコーディングをしている気分で、それを見学していただいているような緊張感があります」と引き締まったひと言。そこから、夏っぽいシティポップ的な曲「Slow Motion Town」、オリエンタルなメロディーが冴える「Stargazer」と、心地いい曲を連発します。

さらに今の季節にぴったりな「Winter Lights」は、ソウルフルなファルセットボイスで攻めていくアッパーな曲です。この曲からドラムソロを挟んで、ラストの「La Flamme」はサンバのビートで揺れながら転がっていくナンバー。各楽器のソロプレイがぶつかりあってヒートアップしていき、大盛り上がりで終了しました。

終了後、小籔千豊は「死ぬほど上手い! ビビりました!」と絶賛。彼が言うとおり、3人それぞれの超絶テクニックと都会的なセンスを存分に示した、極上のライブでした。 小籔千豊「死ぬほど上手い!」と大絶賛! Ovallの「横ノリ」グルーヴに溺れる 心地よいグルーヴを刻むOvallのメンバーたち

Set List

1.Mary(Flying Beats)
2.Take U to Somewhere
3.Dark Gold
4.Slow Motion Town
5.Stargazer
6.Winter Lights
7.La Flamme

(TOKYO FM「KIRIN BEER“Good Luck”LIVE」2019年12月28日(土)放送より)