岸洋子さん、藤圭子さん、青江三奈さんの波乱万丈な人生に迫る…17日「武田鉄矢の昭和は輝いていた」3時間スペシャル

引用元:スポーツ報知
岸洋子さん、藤圭子さん、青江三奈さんの波乱万丈な人生に迫る…17日「武田鉄矢の昭和は輝いていた」3時間スペシャル

 BSテレビ東京では、17日に「武田鉄矢の昭和は輝いていた 女性歌手列伝~岸洋子・藤圭子・青江三奈~3時間スペシャル」(後7時)を放送。昭和を彩った女性歌手の岸洋子さん(享年57)、藤圭子さん(享年62)、青江三奈さん(享年59)の光と影に迫る。

 番組では「昭和女性歌手列伝」と題して、壮絶な人生を歩んだ昭和歌謡を代表する3人の生涯を振り返る。己を貫きながら、栄光と挫折を繰り返し、波乱万丈な人生を送った彼女たちが生んだヒット曲の裏では、一体どんなことがあったのか。それぞれが人生の転機に深くかかわった人物とは。

 かつてスポーツニッポン音楽担当記者として活躍した音楽プロデューサー・小西良太郎(83)とコメンテーターとして活躍中のノンフィクション作家・吉永みち子氏(69)をゲストに迎え、壮絶な人生にあらがいながら歌と共に生きた3人のヒット曲の裏側が明かされる。

 岸さんは心臓の病のため、目指していたオペラ歌手を諦めながらも「夜明けのうた」「希望」など次々とヒット曲を発表。しかし、度重なる病が彼女を襲う。病を抱えながらステージに立ち続けた岸さんの想いとは。

 昭和44年「新宿の女」で鮮烈なデビューを果たした藤さんは、その圧倒的な歌唱力と個性で「女のブルース」「圭子の夢は夜ひらく」などヒットを連発。その後、結婚、離婚、芸能界引退と波乱万丈な人生を歩む。どこか影を背負いながら人々を魅了し続けた彼女の素顔とは。

 魅惑のハスキーボイスが持ち味の青江さんは「恍惚のブルース」でデビューしたのち、「伊勢佐木町ブルース」「池袋の夜」など様々なご当地ソングをヒットさせた。そんな彼女を公私共に支えたのが、作曲家の花礼二。その後の人生と歌に影響を与えた花礼二の存在と絆とは。

 小西は「殊に記者としての現場取材が長かったから、わりと身内の話をいっぱいしているんで、ちょっとしゃべりすぎたかなと。それぞれ個性が際立ってる歌い手さんだから、自分の世界をきっちり持ってる3人だから、人生いろいろあった人だから…その辺のところが歌にどう出ているのかを楽しみにすると面白いかなと思います」とコメント。

 また、吉永氏は「なんとなく当時の芸能ニュースとかで知っていた歌い手さんの人生を歌と共に振り返ってみると、歌の背景とか、歌が実は訴えていたものとか、まったく違う方向から迫ってくるものがありました。私たち聞き手のほうも、ものすごく歌にかける思いがあって、その思いに応えようとするから、そこに歌い手さんの苦しさが生まれて…そんな聞く人間と歌い手との心の交流というものも感じられましたね」と振り返り、「もう一度聞いた時に、おそらく自分が若い時に思っていたものとまた違う行間・情感が発見できるかもしれない。そういう楽しみにつながってもらえたらと思います」とアピールした。 報知新聞社