『ドクター・ストレンジ2』の監督が降板

引用元:IGN JAPAN
『ドクター・ストレンジ2』の監督が降板

スコット・デリクソン監督はマーベル・スタジオとの「創作上の意見の相違」を理由に「ドクター・ストレンジ」第2弾の『Doctor Strange in the Multiverse of Madness(原題)』から降板すると発表した。
2016年の『ドクター・ストレンジ』を監督したデリクソンは、マーベルと共同声明を発表し、続編ではメガホンを取らないことになったと明かした。デリクソンはエグゼクティブ・プロデューサーとしてプロジェクトに残る。同作は2021年5月7日に北米で公開される予定となっている。

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デリクソンは「創作上の意見の相違により『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』に関して袂を分かつことをマーベルと合意しました。これまでのコラボレーションに感謝します。私はエクゼクティブプロデューサーとして残ります」とツイートした。
マーベルもVarietyへの声明で「マーベル・スタジオとスコット・デリクソンは『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』に関する創作上の意見の相違を理由に、友好的に袂を分かつことにしました」と述べている。「スコットのMCUへの貢献には感謝の気持ちを持ち続けます」
『ドクター・ストレンジ』以前、デリクソンは『エミリー・ローズ』、『フッテージ』といったホラー映画の監督として知られていた。デリクソンの『ドクター・ストレンジ』は、ベネディクト・カンバーバッチ演じる同キャラクターをMCUに紹介し、ユニークでサイケデリックなビジュアルで評価された。

『ドクター・ストレンジ』の続編が発表されたとき、デリクソンは同作をMCU初の“ホラー”映画にしたいと話していた。主演のカンバーバッチも同作に恐怖シーンがあることを示唆していた。
『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』は、Disney+のドラマ『Loki(原題)』、『WandaVision(原題)』とも何らかの形で繋がる予定だった。新キャラクターの登場も示唆されていた。

マーベルとデリクソンが具体的にどういった部分で意見が分かれたのかは不明だが、創作上の意見の相違をめぐって監督とマーベルが袂を分かったのは今回が初めてではない。2014年には『アントマン』からエドガー・ライト監督が降板し、ペイトン・リード監督がプロジェクトを引き継いだ。 Matt Kim