林家木久扇 笑点50年で「司会を5人見送りました。香典3万円ずつ、合計15万円」笑いで振り返る

引用元:中日スポーツ
林家木久扇 笑点50年で「司会を5人見送りました。香典3万円ずつ、合計15万円」笑いで振り返る

 BS日テレの「BS笑点ドラマスペシャル 初代林家木久蔵」(11日午後7時)の会見が9日、東京・東新橋の日本テレビで行われ、モデルになった木久扇(82)のほか、木久扇にふんした柄本時生(30)、妻役の成海璃子(27)が顔をそろえた。

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 日本テレビの看板番組「笑点」で最長となる満50年レギュラーを務める木久扇の波乱の人生が描かれる。

 サラリーマンから転じて、人気漫画家・清水崑(柄本明)のもとで漫画家修業。プロデビューするが、別の才能を見いだされ、落語家の桂三木助に弟子入り。半年後に師匠が急逝するも、持ち前の明るさと機転で「笑点」になくてはならないメンバーになっていく。

木久扇は「(注ぎ口が2つある)二口急須は二つ目の時に考えたんですが、それが生かされていてうれしかった」と自身の“発明品”も紹介してもらえて大満足の様子。「本当の楽屋は8人もいればいっぱいなんですが、(ドラマでは)広い楽屋でうらやましかった」と懐かしんだ。

 「道具屋」など4つのネタにも挑戦した柄本は「すごい人生。笑点のメンバーが出てくるところは、やっぱり面白い」。結婚式当日、知り合いの結婚式の司会を頼まれて、木久扇が自分の結婚式をすっぽかしたエピソードも描かれる。成海は「この出来事にも動じないすごい人。強くきびきびしたイメージでやらせてもらいました」と話した。

 木久扇は「(笑点の)司会を5人見送りました。香典3万円ずつ、合計15万円です」と明かして、笑いを誘った。