Mr.Childrenが「映画ドラえもん」シリーズ初のW主題歌を手掛ける!楽曲使用の本編映像も到着

引用元:Movie Walker
Mr.Childrenが「映画ドラえもん」シリーズ初のW主題歌を手掛ける!楽曲使用の本編映像も到着

シリーズ累計観客動員数が1億2000万人以上を記録する「映画ドラえもん」シリーズの40作目となる劇場版最新作『映画ドラえもん のび太の新恐竜』が3月6日(金)から公開される。このたび、先日主題歌を手掛けたことが発表されたMr.Childrenが、「映画ドラえもん」シリーズ史上初のW主題歌として「君と重ねたモノローグ」を描き下ろしたことが発表され、あわせて楽曲が使用された本編映像が到着した。

【写真を見る】ロンドンでレコーディングされたMr.Childrenの主題歌が本作を盛り上げる!

「ドラえもん」連載開始50周年というメモリアルな年に公開される本作は、『映画ドラえもん のび太の宝島』(18)を手掛けた今井一暁監督と脚本を執筆した川村元気が再びタッグを組み、シリーズ1作目の『映画ドラえもん のび太の恐竜』(80)とは異なるオリジナルストーリーが展開する。のび太が恐竜博の化石発掘体験で見つけた1つの化石を、ドラえもんのひみつ道具“タイムふろしき”で元の状態に戻すと、新種である双子の恐竜が生まれてくる。のび太に似てちょっと頼りないキューと、おてんばなミューを愛情たっぷりに育てるのび太だったが、やがて2匹が現代で生きていくには限界がきてしまう。キューとミューを元の時代に返すことを決心したのび太は、ドラえもんや仲間たちと共に6600万年前へと出発。キューやミューの仲間の恐竜たちを探す旅がはじまる。

先日、本作の主題歌「Birthday」を手掛けたことが発表された人気ロックバンドのMr.Childrenが、このたび、もう一つの主題歌となる「君と重ねたモノローグ」を本作のために描き下ろしたことが発表された。「映画ドラえもん」シリーズとしてW主題歌を起用するは史上初、そしてMr.Childrenにとっても1つの作品に主題歌を2曲書き下ろすのははじめてのこと。Mr.Childrenのボーカルでギタリストの桜井和寿は、主題歌を手掛けたことに対し「のび太にとってのドラえもんのように、“ドラえもんという存在が、ストーリーが、プロジェクトそのもの”が、弱く情けない自分に寄り添ってくれているのだと、改めて噛み締めながら、音楽でドラえもんに携わらせてもらいました」とコメントを寄せている。

あわせて到着した本編映像では、のび太と双子の恐竜であるキューとミューの“絆”を描いた物語にやさしく寄り添う歌詞と、桜井の優しい歌声が印象的な心温まるバラードの「君と重ねたモノローグ」に乗せ、のび太がキューとミューに出会う様子が描かれている。

1992年のデビュー以来、日本の音楽シーンを牽引してきたMr.Childrenが、壮大な物語が繰り広げられる本作の感動をさらに盛り上げることは間違いない!

<スタッフ コメント>

●桜井和寿(Mr.Children)

「ハッキリと覚えている。小学4年生のとき、両親が僕にドラえもんを買ってきてくれた。家に帰り、自分の部屋のベットに寝転ぶと、頭上にある小さな棚に1巻から5巻がきれいに並んで置かれていた。そしてそれを僕は複雑な思いで受け取った。なぜなら、当時僕は勉強をまったくしない子どもだった。宿題なんかしたことがない。漢字も書けなければ、読書もしたことがなかった。当然、通知表に刻まれる数字は体育以外は1と2で埋まった。それを見かねた両親はきっと“しっかり勉強しなさい”そう言いたかっただろう。でも、そう言ったところで、素直に勉強するはずがないことをわかっていて、“宿題しなさい”でも、“読書しなさい”でもなく、“まずはここからはじめましょうね。はい、ドラえもん”そんな気持ちで買ってきたのだろう。そして、その複雑な親の心情を子どもながらにキャッチした僕は、逃げ場をなくした気持ちになって、しばらく読みも開きもせず、並んだ背表紙の1から5の数字を眺めていた。警戒心の強い猫にオモチャを与えたときのそれのように、僕は3日後くらいにドラえもんを恐る恐る開き、その後、我を忘れ夢中で読みふけった。僕にとってはじめての読書。はじめて好きになった本。はじめて感動で泣いた本。それ以来、背表紙の数字は増えていき、棚に入りきらないくらいのドラえもんが並んだ。中2の夏に音楽と出会うまで。本当はその後も、僕の人格形成に関わるドラえもんとのエピソードがあるのですが、長くなるのでこの辺でやめておきます。ドラえもん50周年、そして僕も50歳となる年に、運命の再会ができたことに心から感謝です。のび太にとってのドラえもんのように、“ドラえもんという存在が、ストーリーが、プロジェクトそのもの”が、弱く情けない自分に寄り添ってくれているのだと、改めて噛み締めながら、音楽でドラえもんに携わらせてもらいました。絶対観てくださいね。聴いてくださいね」

●川北桃子プロデューサー

「実は、はじめての主題歌打ち合わせの際に、桜井さんは早くもデモを用意してくださっていました。桜井さんの歌声とギターが響くその音源を聞き、すでにこの作品のテーマを丁寧に、しっかりと受け止めてくださっているその内容に、今井監督、川村元気さんをはじめ、私たちプロデューサーも非常に感激したことを鮮明に覚えています。そんな雰囲気のなかで、もう1曲、違うアプローチの曲も考えてみようというアイデアから生まれたのがW主題歌です。最初のデモがどちらの曲だったのかは、いまはみなさまの想像にお任せし、劇中での『Birthday』と『君と重ねたモノローグ』、2曲のドラマティックな展開にご期待いただければと思います」(Movie Walker・文/編集部)