東京オリパラ選手村の概要公開「利便性高く、開放感ある」 車いすがすれ違える廊下も整備

引用元:オリコン
東京オリパラ選手村の概要公開「利便性高く、開放感ある」 車いすがすれ違える廊下も整備

 東京2020組織委員会は9日、東京・晴海で現在整備を進めている選手村に関する会見を開いた。東京オリンピック大会開催時は、7月8日にプレオープン、同月14日の開村日に各国の選手団を迎える予定となっている。

【写真】選手村の居室に備え付けるベッドやテーブル、イスなど

 選手村全体の広さは約44ヘクタールで、東京ドーム約8.5個分に相当する。選手団が生活する居住ゾーンにはマンション計21棟を建設。選手や役員を受け入れるため、東京オリンピック大会開催時は約1万8000ベッド、パラリンピック大会開催時は約8000ベッドを用意する。日本食を中心に提供するダイニングも設置するほか、ビレッジプラザでは大会のグッズなどを販売する予定。

 北島隆ビレッジゼネラルマネージャーは「選手村は都内の競技会場の中心に位置している。ロケーションとしてお台場、羽田、品川にも近く、利便性の高い場所にある」と強調。3方が海に囲まれており、「選手たちは都心にいながら、開放感を持って過ごしていただけるのではないか」とメリットを説明した。

 選手村全体のイメージカラーは藍色。選手村をSUN、PARK、PORT、SEAの4ブロックに分け、それぞれ紅、松葉、藤、桜をイメージカラーとした。その理由について「選手たちが日本を感じ、分かりやすさを持って生活できるようにしている」と話した。また建物は障害者も利用しやすいよう設計されており、「マンションの廊下は車いすの方が余裕を持ってすれ違うことができる。選手村の段差はゼロではないが、車いすの方が行きたい場所に行けるようにしている」と解説した。