横山だいすけ「よし兄は今とても大変な時期」、消えない“職業病”明かす

引用元:オリコン
横山だいすけ「よし兄は今とても大変な時期」、消えない“職業病”明かす

 NHKの長寿子ども向け番組『おかあさんといっしょ』の劇場版最新作『映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!』が1月24日(金)に公開を迎える。本作には、2019年3月に番組を卒業したよしお兄さん(小林よしひさ)や、同じく2017年の3月に卒業しただいすけお兄さん(横山だいすけ)も登場し、作品をおおいに盛り上げている。小林は体操のお兄さんとして14年、横山は歌のお兄さんとして9年。それぞれ最長の在任期間を誇るレジェンドたちにとって、『おかあさんといっしょ』はどんな存在なのだろうか?

【写真】思わず涙! 横山だいすけ×小林よしひさ×上原りさ卒業後初3ショット

■感じた“おかあさんといっしょロス”、撮影現場は「帰省」した気分

 『映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!』は、歌あり、体操あり、クイズあり。本編最後には記念撮影タイムも設けられるなど、親子で楽しめる“体験型映画”になっている。テレビ番組でもおなじみの出演者たちが登場するが、小林よしひさ、横山だいすけの2人の“元お兄さん”たちも活躍する楽しい内容だ。

――小林さんは、2019年3月に『おかあさんといっしょ』を卒業してから3ヵ月後に、この映画の撮影があったとお聞きしました。どんなお気持ちだったのでしょうか?

【小林よしひさ】時間としては3ヵ月でしたが、その期間に色々な経験をさせていただいたので、自分のなかでは結構時間が経っていたなという印象でした。 “おかあさんといっしょロス”が少しあったと感じていたので、最初に撮影現場に戻ってきたときは、帰省してきた感じというか、番組をやっていたときの幸せな気持ちが蘇ってきました。

――横山さんは卒業してからだいぶ時間が経過していましたね。

【横山だいすけ】ちょうど卒業してから3年目になるのですが、この映画の話を聞いたときは「こういう形でまた携われるんだ」という感慨深い気持ちでした。2018年にも『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』という映画があって、そのときは声の出演だったのですが、今回は実写。こういう形でまた作品に参加できたのは嬉しかったですね。「銀幕デビューだ!」ってはしゃいじゃいました(笑)。僕にとって『おかあさんといっしょ』は故郷ですし、勝手に応援団だと思っているので、こうして作品に携わり、盛り上げることができたならすごく光栄なことです。出来上がった映画を観たとき、テレビの枠を超えた、劇場で体験できる色々な仕掛けがある作りが純粋に楽しめました。

■「14年間一度も穴をあけることなく」…小林の卒業に横山も涙

――横山さんは、小林さんの卒業をどんな心境で見ていたんですか?

【横山だいすけ】僕よりも先輩ですし、お互い歴代最長でお兄さんを務めていたので、「いつか僕らも卒業するんだよね」って話はしていたんです。だから、よし兄の卒業の話を聞いたときには、「ついによし兄もそういうタイミングになったんだ。14年間お疲れ様でした」という気持ちになりました。でも、いざ“最後”を目の当たりにすると、関係者というよりは視聴者目線で寂しさが沸いてきて、ついつい涙が出てきてしまったんです。すごく不思議な感覚でした。

――小林さんは14年、横山さんは9年間“お兄さん”を務められてきましたが、大変さというのはどんなところでしたか?

【小林よしひさ】『おかあさんといっしょ』は月曜日から土曜日まで毎日、年間200本以上放送されます。よく「マンネリ化してこない?」と聞かれるのですが、実はよく見ると毎回ドラマが起こっていて、すごく新鮮な気持ちで取り組めるんです。ただ、一番注意していたのが健康。僕は14年間、一度も穴をあけることなく来れたんですが、体調管理はすごく大変でした。

【横山だいすけ】本当に、僕らにとって健康管理はなによりも大切ですね。でも、どんなに気をつけていても風邪をひいたり、体調を崩してしまったりすることってあるじゃないですか。そんなとき、心強いのが仲間なんです。よし兄はもちろんですが、りさお姉さんやキャラクターたちがフォローしてくれる。いつもお兄さんがやっていることを、お姉さんがやっているときは、「もしかしたら体調が悪いのかな?」なんて見方をしてみると面白いかもしれませんよ(笑)。