ジャニーさん5億円寄付!『ジャニー基金』設立、「金色有功章」受章

 日本赤十字社は8日、昨年7月に亡くなったジャニーズ事務所前社長、ジャニー喜多川さん(享年87)から5億円の寄付金が贈られ、それをもとに「ジャニー基金」を設立すると発表した。故人の遺志を受け、同事務所が寄付。明日を担う子供の未来や救える命を救うため、日本赤十字社医療センターで医学の発展のために活用される。

 ジャニーズの若手たちに父親のように接し、常に子供たちの未来や世界の幸せを考えてきたジャニーさんの遺志が、医療の道にも紡がれた。

 日本赤十字社がジャニーズ事務所からの寄付金5億円を基に「ジャニー基金」の設立を発表。事業展開する「明日を担う子供と家族のため」「救える命を救うため」「入院患者さんのQuality of Lifeの維持、向上のため」などを義援金の使途として、日本赤十字社医療センターにおいて活用。国民が健康で、幸せな生活を送るための手助けをする。

 5億円は、ジャニーさんの生前の思いをくんで、同事務所が寄付。故人の魂がこの世にあるうちにと、昨年8月26日のジャニーさんの四十九日に渡されたという。

 同事務所はこれまでも、さまざまな奉仕活動に従事。2011年の東日本大震災後に復興支援プロジェクト「Marching J」を立ち上げ、16年の熊本地震でも支援。また、嵐が昨年9月の台風15号で多大な損害を受けた千葉県に6000万円の義援金を直接届けるなど、グループ単位での支援、奉仕活動も精力的に行っている。

 日本赤十字社は、ジャニーさんに対し、永年に渡り奉仕活動に従事した者、高額な社資の拠出者・寄付者などを対象に授与する記章「金色有功章」を授与。贈呈式は昨年12月27日に行われ、ジャニーズJr.のユニット、HiHi Jetsの高橋優斗(20)と美 少年の岩崎大昇(17)が代理で出席した。

 高橋は「ジャニー基金で1人でも多くの方に元気で笑顔になっていただけることを、ジャニーさんも僕たちも願っています」、岩崎は「日本赤十字社医療センター様のご繁栄のお役に立てれば、ジャニーさんも喜んでくれると思います」とコメント。ジャニーさんの遺志は、これからも若い世代に受け継がれていく。