『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でローズ・ティコの登場シーンが大幅に減った理由

引用元:IGN JAPAN
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でローズ・ティコの登場シーンが大幅に減った理由

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の共同脚本家であるクリス・テリオは、AwardsDailyのインタビューを受け、エピソード9を2本の映画に分けなかった理由、そしてケリー・マリー・トラン演じるローズ・ティコの役割が『最後のジェダイ』より大幅に減った理由について語った。
「まず第一に、J・J(・エイブラムス)と私はケリー・マリー・トランを敬愛しています」とテリオは話す。「ローズの登場シーンが減った理由の1つは、私たちが彼女にやらせたかったことを実現するために、キャリー(・フィッシャー)のフッテージを我々が望んだ形で利用することの困難さに直面したことです」
「私たちは、レイアと一緒にいるローズに、レジスタンス基地の頼みの綱になってほしかったのです」とテリオ。「私たちが愛するリーダー級のメンバーが側に1人もいない状況で、レイアを基地に残すことはできないと考えました。そのため、レイアとローズは一緒に仕事しています。映画の制作が進むにつれ、私たちが書いたローズとレイアの共演シーンのいくつかが、我々の目指したフォトリアリズムのレベルに達していないことが分かりました。あいにく、それらのシーンは映画からカットすることになりました」

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『スカイウォーカーの夜明け』でローズが隅っこに追いやられたことは多くのファンが気がついていた。ケリー・マリー・トランが過去にInstagramで嫌がらせを受けていたこともあり、世間の受け取り方は必ずしもポジティブなものではなかった。エピソード9におけるローズの登場シーンの少なさは、同女優がソーシャルメディアを離れる結果をもたらしたネットいじめと関係があると考えられたのだ。
「意図的にローズを主要キャラクターから外そうとしたわけでは決してありません」とテリオは説明する。「私たちはこのキャラクターが大好きです。そのため、私たちは彼女と、銀河で我々が一番お気に入りのキャラクターであるレイア将軍をペアにしたのです」

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』について、IGN JAPANは豊富なコンテンツを用意している。本作のエンディングを詳細に解説している記事や、コリン・トレヴォロウによる最初の脚本が一切採用されていないことについて述べる記事、銀河帝国皇帝パルパティーンの復活を掘り下げる未公開のシーンが存在することについて綴った記事などもチェックしてほしい。 Matt Fowler