インディーゲームの祭典IGF 2020のファイナリストが発表!ミュータントと交流するADV『Mutazione』が4部門でノミネート

引用元:IGN JAPAN
インディーゲームの祭典IGF 2020のファイナリストが発表!ミュータントと交流するADV『Mutazione』が4部門でノミネート

Independent Games Festival(以下、IGF)アワード各部門のファイナリストが発表された。IGFは毎年恒例のインディーゲームの祭典で、今年は22回目の開催。優秀なインディーゲームが表彰されるイベントで、IGF 2019では『Return of the Obra Dinn』が最優秀賞に輝いていた。
IGF 2020では300人以上の審査員が参加し、550以上のゲームタイトルのなかから議論を重ねてノミネート作が慎重に選ばれたそうだ。最優秀賞となる「Seumas McNally Grand Prize」では『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~』や『Slay the Spire』など6作品がファイナリストになっている。
Seumas McNally Grand Prizeのファイナリストは以下の通り。

『Eliza』(開発:Zachtronics)
『A Short Hike』(開発:Adam Robinson-Yu)
『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~』(開発:House House)
『Mutazione』(開発:Die Gute Fabrik)
『Slay the Spire』(開発:Mega Crit Games)
『Anodyne 2: Return to Dust』(開発:Sean Han Tani Marina Kittaka)

注目は2Dアドベンチャーゲームの『Mutazione』。Excellence in Visual Art、Excellence in Audio、Excellence in Narrativeにもノミネートされており、計4部門でのノミネートとなった。
ゲームの舞台は、隕石が衝突してミュータント化してしまった人間がいるような世界。プレイヤーは15歳の少女・カイになって、ミュータント化した人々がいるコミュニティ「Mutazione」を冒険し、病気の祖父・ノンノの世話をする。ミュータントを倒していくようなゲームではなく、ミュータント化した人々との交流を描くゲームである。
本作はSteamのストアページが日本語化されているものの、ゲーム本編は日本語化されていない。ぜひとも日本語で遊んでみたいゲームの1つだ。

日本語化されている作品としてはガチョウになってイタズラする『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~』とデッキ構築型ローグライクRPG『Slay the Spire』がある。
『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~』はExcellence in Audioにおいてもノミネートされ、IGN JAPANのレビューにおいてはクリア後コンテンツなどの不満点について指摘されつつも7.3点のレビュースコアを獲得した。『Slay the Spire』は古いゲームに思えるが、正式リリースが2019年1月だったので選ばれているのだろう。

各部門のファイナリストなどは公式ニュースも確認してほしい。アワードの発表については現地時間2020年3月18日に行われる(Game Developers Conferenceとの併催)。配信も行われるので、GDCのTwitchチャンネルをチェックしておこう。 重田雄一