田中将大、野球チャリティーで“復興支援” 自身の去就は「ほっといて」とニッコリ

引用元:オリコン

 米大リーグ・ヤンキースの田中将大投手(31)が2日、『ウブロ×田中将大 チャリティーイベント~Pray for CHIBA~』に出席。参加した約20人の野球少年たちに指導したほか、イベントを通じて台風19号などで被災した千葉県を支援した。

【写真】サンタクロースの格好で登場!子どもたちにプレゼントを渡す田中将大

 イベントは台風15号、19号により豪雨の被害を受けた千葉県の被災地への支援が目的。田中はサプライズでサンタクロースの衣装を身にまとい登場し、子どもたちにプレゼントを渡してイベントがスタート。最初のあいさつで田中は「特に今年は数多くの自然災害が起きた。アメリカにいたが、向こうでもニュースになっていた。ウブロさんと『何かできないのか』と話しをしていきながら、きょうこのようなチャリティーイベントを開催させてもらった」と経緯を説明し、被災地を思いやった。

 10月に右肘のクリーニング手術を受けたため、簡単なキャッチボールは行ったが、ピッチング練習ではキャッチャーとして参加。子供たちの全力投球を受け止め「ナイスボール! みんなめっちゃ上手やで!」などと褒めちぎっていた。

 最後に、子どもたち全員が10~30万円の金額が書かれた的を狙うターゲットチャレンジに挑戦した。なかなか的を射抜くのが難しく、苦戦する子どもたちが続出。枠外のボードに当たった衝撃で的が落ちた場面でも「(的に)当たった! 当たらないと落ちないでしょ?」と優しく子どもたちをフォローしていた。全部を落とすまで挑戦が続けられ、寄付金は計150万円となった。NPO法人千葉県少年野球連盟を通じて金額分の野球用具に換えて子どもたちに贈られるという。

 イベント後の囲み取材では、手術した肘について「(手術して)1ヶ月後からキャッチボールをやって何度も投げている」と順調に回復していると報告。またシーズンを振り返り、「今年は悔しいシーズンだった。自分が目標にしていたこと、チームの目標までたどり着けなかったので悔しい」とチームがプレーオフに進んだものの、ワールドシリーズを制覇できなかったことを悔やんだ。また来年が契約最終年となることについて報道陣から質問が及ぶと「デリケートなことなのでほっといてください(笑)」と笑顔で濁した。