英ガーディアン紙が選ぶ2020年公開のファミリー向け映画12選

引用元:映画.com
英ガーディアン紙が選ぶ2020年公開のファミリー向け映画12選

 [映画.com ニュース] 英ガーディアン紙が、2020年公開予定の映画のなかから注目のファミリー向け映画12本を選出した。

 大ヒットアニメの続編から名作児童小説の映画化、テーマパークの人気アトラクションに着想を得た実写映画まで、家族みんなで楽しめるイチオシの12作品は以下の通り。

▽「2分の1の魔法」(3月13日全国公開)

 「モンスターズ・ユニバーシティ」のダン・スキャンロン監督が贈るディズニー/ピクサー最新作。イアン(声:トム・ホランド)とバーリー(声:クリス・プラット)の兄弟は、亡き父に会いたい一心で死者を24時間だけ蘇らせる魔法を使うも大失敗。足だけの姿で復活してしまった父をタイムリミット24時間で完全に蘇らせるべく、2.5人がハチャメチャな冒険を繰り広げる。

▽「ドクター・ドリトル」(3月20日全国公開)

 世界中で愛され続けるヒュー・ロフティングの児童書「ドリトル先生」シリーズに着想を得た、新たなアクションアドベンチャー。動物と会話ができる変わり者の名医ドリトル先生(ロバート・ダウニー・Jr.)が、病に倒れた若き女王を救うことができる唯一の治療法を求めて、個性豊かな動物たちと伝説の島へと冒険に繰り出すさまを、実写とCGの融合で描く。

▽「The Secret Garden(原題)」(4月17日全米公開:日本公開未定)

 過去に幾度も映画化されている、米作家フランシス・ホジソン・バーネットの名作小説「秘密の花園」を、コリン・ファース主演で再映画化。両親を亡くし孤児となった少女メアリーが、イギリスの叔父の家に引き取られ、そこで見つけた「秘密の花園」をよみがえらせる過程で、周囲の人々とともに生きる喜びを見いだしていく姿を描く。

▽「ムーラン」(4月17日全国公開)

 米ウォルト・ディズニーが、1998年の同名アニメーションを実写映画化。ディズニー史上最強のヒロイン、ムーラン(リウ・イーフェイ)が、愛する父を守るために男性と偽り、兵士として国の運命をかけた戦いに身を投じていくさまを描き出す。

▽「The SpongeBob Movie: Sponge on the Run(原題)」(5月22日全米公開:日本公開日未定)

 海底都市ビキニタウンに住む黄色くて四角い海綿、スポンジ・ボブの日常を描いた人気アニメシリーズの劇場版第3弾では、ボブの大切なペットで、かたつむりのゲイリーが拐われるという大事件が発生。ゲイリーを取り戻すべく、ボブは親友パトリックとともに未知なる世界へと旅立つ。キアヌ・リーブスとスヌープ・ドッグが声優としてカメオ出演。

▽「ソウル(原題)」(6月19日全米公開:日本公開日未定)

 20年公開のディズニー/ピクサー映画2本目は、「カールじいさんの空飛ぶ家」「インサイド・ヘッド」など、独創性に富んだ野心的な作品で知られるピート・ドクター監督作。異世界でうっかり魂(ソウル)を失くしてしまった音楽教師(声:ジェイミー・フォックス)が、さまよう魂たちに音楽を教えることで、人間界に戻ろうと奮闘する姿を描く。

▽「Minions: Rise of Gru(原題)」(7月17日全国公開)

 「怪盗グルー」シリーズの人気キャラクターを主役にした大ヒット長編アニメ「ミニオンズ」の続編となる本作では、ミニオンたちのボスであるグルーが、世紀の大悪党として名をはせる“怪盗グルー”になるまでの道のりが明かされる。

▽「ジャングル・クルーズ」(7月24日から日米同時公開)

 ジャングルをボートで探検するディズニーランドの人気アトラクションを実写映画化。ドウェイン・ジョンソン演じるクルーズ船の船長フランクと、エミリー・ブラント扮する勇敢な医師リリーのコンビが、不老不死の魔力を秘めた“奇跡の花”を追ってアマゾン奥地へと危険なクルーズに旅立つ。

▽「アルテミスと妖精の身代金」(5月29日全米公開:9月全国公開予定)

 アイルランドの作家オーエン・コルファーによる大ベストセラー「アルテミス・ファウル」シリーズを原作に、ケネス・ブラナーがメガホンをとるSFファンタジー巨編。伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年アルテミス・ファウル2世とハイテクを駆使する妖精たちとの戦いを、壮大なスケールで描く。

▽「Come Away(原題)」(公開日未定)

 「メリダとおそろしの森」のブレンダ・チャップマンが実写監督デビューを果たす本作は、「不思議の国のアリス」のアリスと「ピーター・パン」のピーターが兄妹という設定のもと、不思議の国とネバーランドへとそれぞれが旅立つきっかけとなった出来事を描くもの。兄妹の母親役を、アンジェリーナ・ジョリーが演じる。

▽「The Witches(原題)」(10月9日全米公開:日本公開未定)

 英児童文学作家ロアルド・ダールの名著「魔女がいっぱい」を、ロバート・ゼメキス監督のメガホンで映画化する本作。1960年代の米アラバマ州を舞台に、魔女たちの集会をうっかり目撃してしまった7歳の少年が、恐るべき企みに巻き込まれていくさまを描く。アン・ハサウェイが、魔女たちを束ねる大魔女役で主演を務める。

▽「Raya and the Last Dragon(原題)」(11月25日全米公開予定)

 東南アジアにある架空の王国を舞台に、最後のドラゴンを探し求める少女ラーヤの冒険を描いたディズニー・アニメーションは、カンフー映画の要素を取り入れた異色作。若手注目株オークワフィナが、人間に姿を変えた最後のドラゴンこと水竜シスーの声を演じる。