佐藤健、主演映画引っさげ6年ぶり台湾訪問 忘れられない“ひと夜”に

引用元:オリコン
佐藤健、主演映画引っさげ6年ぶり台湾訪問 忘れられない“ひと夜”に

 俳優の佐藤健が、年明け早々の2日、台湾・台北市内で主演した映画『ひとよ』についての記者会見や、特別上映舞台あいさつ(3回)を行った。佐藤の台湾訪問は、映画『るろうに剣心』(2012年)、同『カノジョは嘘を愛しすぎている』(14年)のプロモーションに続き、約6年ぶり3回目。

【写真】空港で待ち構えていたファンと

 日本で昨年11月8日に公開された同映画は、『凶悪』(13年)や『彼女がその名を知らない鳥たち』(17年)、『孤狼の血』(18年)などの白石和彌監督が手掛けた作品で、佐藤が3兄弟の次男、鈴木亮平が長男、松岡茉優が妹、そして田中裕子がいわく付きの母親を演じ、“家族”という人間関係をひとつの断面で切り取った作品。台湾では1月3日から公開が始まった。

 封切りの前日、台北松山空港にはファンが約100人、マスコミも15社集まり、約6年ぶりに台湾を訪れる佐藤を待ち構えた。佐藤がロビーに姿を現すと、ファンは大歓声。その熱烈な歓迎に驚きながらも「こんにちは、佐藤健です。台湾の皆さんに会いに来れてとてもうれしいです」と、手を振りながらファンに向けてあいさつをした。

 台北市内で開かれた記者会見には、37社ものマスコミが取材に駆けつけ、台湾での人気ぶりは確かなよう。質疑応答で、白石監督との初タッグについて聞かれると、「白石組にずっと参加してみたかった、白石組の雰囲気は想像したのと違って、とても和やかでスピーディーだった」と、答えた。母役の田中との初共演ついては、「田中さんの演技にゾクっとした」と、撮影の日々を振り返った。

 また、佐藤自身の忘れられない「ひとよ(一夜)」という質問には、「ひとよではありませんが、今の事務所に声かけられた日はある意味で人生を変えた日でしたので、忘れられない“ひと日”でした」と、コメント。「早速、食べたかった小籠包いただきました!」と、報告した。

 夜は、3回舞台あいさつが実施され、のべ1000人以上の観客を動員。チケットも発売後、即完売した。舞台あいさつでは、作品についての話から、役者としての目標、家族の話、2020年の新年祈願まで、多岐にわたる質問に回答しながら、ファンと共有する時間を噛みしめた。「今晩が(忘れられない“ひとよ”に)なるのではないか」とコメントすると場内の盛り上がりは最高潮に。

 最後は、「次は6年も空かず、もっと早く新しい作品と一緒にまた台湾のみんなに会いに来たいです。そのためにも頑張りますので、その時またぜひ会いに来てください」と、締めくくっていた。