山田涼介『ホーム・アローン』主人公を役作りに取り込む「ほっこりできるものを入れていこうと思った」

引用元:オリコン
山田涼介『ホーム・アローン』主人公を役作りに取り込む「ほっこりできるものを入れていこうと思った」

 人気グループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務め、芳根京子、佐々木蔵之介らが共演する映画『記憶屋 あなたを忘れない』(17日公開)。大学生・遼一を演じた山田だが、メガホンをとった平川雄一朗監督からは、ハリウッドの大ヒットコメディ映画『ホーム・アローン』(1990年)で主役を演じたマコーレー・カルキンのような雰囲気を求められていたことが明かされた。

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 カルキンの出世作として知られる『ホーム・アローン』は、日本では91年に公開され、興行収入は34億円を記録。続編の『ホーム・アローン2』(92年)でも主演を務めた。シリーズとしは全5作品あり、クリスマスの定番作品としても人気を集めている。

 山田が演じる遼一は、彼の記憶だけを失ってしまった年上の恋人・杏子(蓮佛美沙子)の記憶を取り戻そうと奮闘する大学生。どんな困難も正面からぶつかっていく好青年という役どころだ。山田は「常に明るいキャラクターでいてほしいと監督に言われて、例えに出されたのがカルキンだったんです。その時は『ん? どういうこと?』と一瞬思いました」と最初は戸惑いもあったそう。

 平川監督は「カルキンって、出てきた瞬間に『楽しそうだな』とか『なんか面白そうだな』と思えるキャラクターだと思うんです。だから遼一がスクリーンに映ったときに、陰を背負っているだけじゃないんだと思ってほしかった。プロポーズまでした恋人に忘れ去られる状況の中にいる彼だけど、もともとは明るい青年で、そこに少しでも希望が見えるようにしたかったんです」といきさつを明かす。

 平川監督の思いを受け取った山田は「この物語はストレートに演じてしまうと、きっと重い物語になってしまうと思います。だからところどころに笑える要素だったり、観客にみなさんがほっこりできるものを入れていこうと思いました」と遼一のキャラクターを組み上げていった。

【映画あらすじ】
 大学生の遼一は、年上の恋人・杏子にプロポーズするもその翌日から連絡がとれなくなる。数日後に再会した彼女は、遼一への記憶だけを失ってしまったことがわかる。信じられない遼一は、都市伝説的存在の「記憶屋」のことを知り、大学の先輩で弁護士の高原(佐々木)に相談して彼女の記憶喪失の原因を探り始める。幼なじみの真希(芳根)たちと調査をすすめるうちに、遼一は人々の中にある忘れたい記憶やその奥にある思いや愛に触れていくことになる。