2020年版!今年こそ日本語版が出てほしいゲーム10選

引用元:IGN JAPAN
2020年版!今年こそ日本語版が出てほしいゲーム10選

IGN JAPANでは毎年恒例の企画として「今年こそ日本語版が出てほしいゲーム(2019年)」という記事を掲載している。2019年は20本のタイトルを選別したが、『Life is Strange 2』や『Into the Breach』など半分くらいのタイトルが日本語化されることになった。コンシューマゲーム機の成熟期ということもあって、めぼしい海外タイトルは順調にローカライズされる時代になりつつある。『Divinity: Original Sin 2』のような(文字数的に)超大型タイトルもローカライズされることもあり、海外のゲームを遊びたいゲーマーにはいい時代になったと言えよう。ここで改めてパブリッシャーや翻訳者の皆様にお礼を申し上げたい。
だがそんな中でも、いまだローカライズされていない素晴らしい作品は存在する。今回はパブリッシャーや翻訳者の皆様の努力の結果、10作品まで厳選されることになったが、今後、ローカライズするなら、これらのタイトルはぜひとも検討してほしい。どの作品も英語でもプレイする価値があるが、日本語になってくれると我々はとてもうれしい。
1.『Disco Elysium』

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2019年に彗星のごとく登場した『Disco Elysium』は今年最も話題を集めた作品と言っても良いだろう。The Game Awards 2019では最多の4部門受賞。Time誌では2019年末登場ながら、2010年代最高のゲームのひとつに選ばれた。
本作に唯一足りないもの、それが日本語版だ。圧巻の100万ワードという物量は、書籍なら『ハリーポッター』シリーズ7巻分に相当する。加えてアル中から見た世界を忠実に描写した原文は難解。事前に「スキルが話しかけてくる」という話を知らなければ、服を着ることすらままならないかったかもしれない。『Disco Elysium』はビデオゲーム界の聖杯だ。この杯を日本へともたらす、現代のガラハッド卿が現れることを期待してやまない。――古嶋誉幸
2.『John Wick:HEX』

日本でも大人気のガンアクション映画「ジョン・ウィック」シリーズのゲーム化と聞いて、日本のファンの注目度も高い本作。ただし日本語はまだない! ゲーム自体はシンプルなほうだが、時間を軸としたストラテジーゲームとなっているため、普段、この手のゲームをやらない人には若干、ハードルが高いかもしれない。またストーリー上では原作の前日譚となっており、ジョン・ウィックが殺し屋として活動していたころの物語が展開するため、やはり映画ファンにとっても気になる作品だろう。詳しいゲーム内容に関してはこちらのプレビューがあるので、チェックしてみてほしい。映画の続編アナウンスと同時に日本版も公開といった展開を期待している。――今井晋
3.『GreedFall』

ウィッチャーやドラゴンエイジを彷彿させる中世ファンタジー、バロック調の世界観を舞台とした本作は、オープンワールドのアクションRPGである。特徴的なのは、本作には6つの勢力が存在し、商業国家として中立を保つ勢力や、科学のちからで世界征服を目論む集団、宗教国家など実に様々な主義主張を持つ勢力と関係を持つことができる。政治的な交渉や外交、勢力ごとに存在するコンパニオンとの友情や恋愛などインタラクトは多岐に渡る。戦闘はアクション性が高いように見受けられる。剣・マスケット銃・魔法とプレイヤーは好きなバトルスタイルを成長させることができ、基本リアルタイムで進行するが、時間を止めてじっくり次の行動を考えられるドラゴンエイジライクなシステムも存在する。参考となる傑作から、良いとこ取りをしつつも独自の魅力を放つ本作をぜひオーイズミ・アミュージオ辺りにローカライズして頂きたい。――野口広志
4.『PHOENIX POINT』

あの名作ターンベースストラテジー「XCOM」の生みの親、Julian Gollopが開発した作品 。 内容自体も「XCOM」を踏襲したものだが、本作の敵は小さなエイリアンではなく、巨大なクリーチャーが登場するのが見もの 。 自動生成のマップ、施設の管理などのリソースマネジメントなどの要素は「XCOM」から引き続き採用しつつ、戦闘中の兵士を直接操作できる「フリーエイムシステム」やマルチエンディングといった要素を付け加えた意欲作だ 。