「令和にそよぐ風」開幕、山本耕史「一度でいろんなことが楽しめる作品」

「令和にそよぐ風」開幕、山本耕史「一度でいろんなことが楽しめる作品」

万葉集meetsミュージカル「令和にそよぐ風 ~若き歌詠みの物語~」が昨日1月2日に開幕した。

【写真】万葉集meetsミュージカル「令和にそよぐ風 ~若き歌詠みの物語~」より。(撮影:阿部章仁)(メディアギャラリー他4件)

日本文化を紹介・体験するイベント「J-CULTURE FEST」プログラムの一環として上演される本作は、「万葉集」を題材に尾上菊之丞が演出・振付、戸部和久が脚本を手がける音楽劇。初春、歌詠みを志す青年は、どこからともなく現れた老人の誘いで、万葉の世界へと旅に出て……。出演者には山本耕史、市川染五郎、菊之丞、新納慎也、夢咲ねねが名を連ねている。

開幕に際し、山本は「今回の舞台の衣裳が本当に豪華で、目でも楽しんでいただけると思います。伝統芸能の方々とのコラボもあり、万葉集の世界ですが英語で歌うナンバーもあり、一度でいろんなことが楽しめる作品です」とコメント。染五郎は「自分の見せ場としては、やはり勧進帳の場面と、通常のお稽古でも大好きな鼓を打ちながらみんなでセッションする場面がとても楽しいです」と述べ、菊之丞は「難しい内容ではないので、この作品を機にさまざまな文化に興味を持っていただければと思います」と観客にメッセージを送る。

また新納は「以前からファンだった山本さんと一緒に『Rent』のナンバーを歌いたいとリクエストしました。ここが自分にとって趣味の時間でもあり見どころです(笑)」、夢咲も「宝塚時代に侍女として出演していた作品の楽曲がありますが、ミュージカル界で有名なお二人に自分を取り合っていただけることはとても幸せです」とそれぞれの思いを語っている。

公演は本日1月3日まで、東京・東京国際フォーラム ホールB7にて。

■ 山本耕史コメント
稽古時間が限られていてタイトな中、皆でいろいろ考え一歩、二歩先を想像しながら進めてきました。今回の舞台の衣裳が本当に豪華で、目でも楽しんでいただけると思います。伝統芸能の方々とのコラボもあり、万葉集の世界ですが英語で歌うナンバーもあり、一度でいろんなことが楽しめる作品です。

■ 市川染五郎コメント
歌舞伎以外稽古時間が短かったですが、一カ月ぐらいしたような気持ちです。それだけいろんなことを少しずつ加え、いろんな風に変えていきました。それを本番ですべて出し切りたいと思います。自分の見せ場としては、やはり勧進帳の場面と、通常のお稽古でも大好きな鼓を打ちながらみんなでセッションする場面がとても楽しいです。

■ 尾上菊之丞コメント
お客様に飽きずに約80分、観通していただけるように創り上げました。音楽にのって言葉のリズムを楽しんでほしいです。難しい内容ではないので、この作品を機にさまざまな文化に興味を持っていただければと思います。

■ 新納慎也コメント
令和初のお正月、おめでとうございます。稽古は短かくどういう舞台になるのだろうか?と思いましたが、無事に初日を迎えます。衣裳がとにかく豪華!! お正月のお祭り気分でご覧いただければと思います。稽古後半でミュージカルのソロナンバーを歌わないですか?と言われたときに、それなら以前からファンだった山本さんと一緒に「Rent」のナンバーを歌いたいとリクエストしました。ここが自分にとって趣味の時間でもあり見どころです(笑)。

■ 夢咲ねねコメント
稽古時間が短く幕があがるのか不安でしたが、全員その道のプロの方々でしたので安心できました。宝塚時代に侍女として出演していた作品の楽曲がありますが、ミュージカル界で有名なお二人に自分を取り合っていただけることはとても幸せです。お客様も額田王の気持ちになってご覧いただければと思います。

■ 万葉集meetsミュージカル「令和にそよぐ風 ~若き歌詠みの物語~」
2020年1月2日(木)・3日(金)
東京都 東京国際フォーラム ホールB7

脚本:戸部和久
演出・振付:尾上菊之丞
音楽・ピアノ:大貫祐一郎
出演:山本耕史、市川染五郎、尾上菊之丞、新納慎也、夢咲ねね