ジョニー・デップ、マイケル・ジャクソンのミュージカルをプロデュースか

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの俳優で、音楽活動にも精を出すジョニー・デップが、2009年に死去した世界的ポップスター、マイケル・ジャクソンのミュージカルをプロデュースするという。

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 Page Sixによると、ミュージカルのタイトルは『For the Love of a Glove:An Unauthorized Musical Fable About the Life of Michael Jackson,as told by his Glove(原題)』。脚本はドキュメンタリー映画『野蛮で素敵な田舎白人』の監督ジュリアン・ニッツバーグ。一時期、マイケルのトレードマークだった銀の手袋の視点から、「マイケルと、マイケルの評判に影を落としたスキャンダルを形作った奇妙な力」を掘り下げるという。手袋は歌って話すとのことだ。

 ニッツバーグはもともと、テレビ向けにマイケルのドラマを用意したが、少年に対する性的虐待疑惑をどのように扱うかで局側と衝突し、制作されるに至らなかったという。ニッツバーグのストーリーでは、マイケルの疑惑は全て宇宙人の手袋が原因で、手袋は無垢な少年の血を糧にするという設定だったらしい。ミュージカルはその時のアイデアがベースになっているが、マイケル側は関わっておらず、タイトルには“無認可のミュージカル”と入っている。

 同ミュージカルにはまた、役者と共に等身大の着ぐるみのジャクソン5、ダニー・オズモンド(オズモンズ)、日本では“エマニエル坊や”で知られるエマニエル・ルイス、コリー・フェルドマン(『グーニーズ』)が登場するという。

 同ミュージカルはロサンゼルスの劇場で、2020年1月25日に開幕予定とのことだ。