柿原徹也がライブツアーで優しく力強い歌声を披露!

柿原徹也がライブツアーで優しく力強い歌声を披露!

エンターテインメントレーベルKiramuneのメンバーとしてアーティストとしても活躍する声優・柿原徹也が、全国6ヶ所10公演を回るツアー「Kiramune Presents TETSUYA KAKIHARA LIVE TOUR 2019 “TO THE STARTING OVER”」を開催。その中から11月9日に千葉・舞浜アンフィシアターで行われたライブの模様をレポートする。

【写真を見る】1曲目から会場も柿原徹也もボルテージマックス!

開幕の5分前、注意事項の影ナレを柿原本人が行うと、開演を待ちわびるファンから喜びの声が上がった。早くも会場のムードを作ると、ステージの暗転とともにライブがスタート。ペンライトで緑一色に会場が染まる中、中央のステージから赤いジャケット姿で登場した柿原は、アップテンポな曲「前進アッペンダン↑^_^↓」でファンの視線を引きつけると、そのまま続けて「Hands up」「Sing it!」「オンリースター」を熱唱。サビの部分では、マイクを向けて観客とともに歌って会場を盛り上げた。

「カッキー」と声援が飛ぶ中、「アンフィシアターに戻ってこられましたー!」と喜びを口にした柿原は、「年々感謝することが増えて、バンドメンバーとの絆も深まり、スタッフさんとの距離も近くなるたびに、ツアーが成長していくのを感じられます」とファンに感謝の気持ちを伝えた。会場全体が暖かな空気に包まれると、これまでの楽曲とは一転して「夜が」「ごめんね、ありがとう。」など、バラード調の曲でファンの心をとりこにし、ファンの手拍子の中「Start of LIFE」をしっとりと歌い上げた。

MCでは、ファンからバンドメンバーだけに伝わる合言葉を聞かれ、柿原は「そういう一定のルールやジンクスは一切しないです」と公言。また、各ライブ後の打ち上げが楽しみだと明かし、「北海道でジンギスカンを食べた時に、あまりに煙がすごくて火事のようだった」と振り返り、会場の笑いを誘った。さらに、レコーディングはライブをイメージして臨んでいて、「皆さんの力で、いつもイメージよりもはるかに上をいくライブになる」と語ると、ライブ中にファンが口ずさむ姿を見て「よく聴いてくれているんだな」と、うれしく感じていることを伝えた。

クライマックス直前の「カントリーロード」ではジャケットを振り回し、ステージ上を激しく動き回ると、「Cheers!!」で拳を振り上げてボルテージは最高潮へ。「盛り上がっているかー!」と会場をあおると、バンドメンバーやファンにマイクを向けてさらに盛り上げる。最後の曲「アイコトバ」は、残りの力をすべて出し切るような歌声を披露し、観客の視線を釘付けにすると、ファンと一緒にジャンプをしてステージを締めた。

アンコールを受けて再び登場した柿原は、結婚式前日の親友がライブ会場に来ていることを告白。会場と一緒に「おめでとう」とお祝いの言葉を伝えると、「僕自身も忘れられない日にしようと思って、セットリストを変えました」と告げてから、「Call My Name」を優しい音色で歌い上げた。

まもなく訪れるアーティストデビュー10周年について、「10周年はもちろん大切。でも、1年目も2年目も俺にとっては大切な1年なんです!」と思いを伝えると、毎年新たに再起動をかけるためのホップステップする「助走」という意味合いで、ライブタイトルを「TO THE STARTING OVER」にしたことを明かした。そして、アルバムを聴いてツアーに臨んでくれた人たちに感謝すると、ラストに「通り風」を熱唱。声援が鳴りやまぬ中、ステージの端から端まで行き、最後までファンに手を振りながらライブの幕を閉じた。

文=永田正雄 HOMINIS