男がほれる男・福山雅治の“こだわり”と“生き様”

引用元:日刊スポーツ
男がほれる男・福山雅治の“こだわり”と“生き様”

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

福山雅治さん(50)の年末恒例となった男性限定ライブ「野郎夜!!6」を取材してきました。

この記事がアップされるのは25日になってからですので、24日夜には女性限定ライブ「聖女夜」が開催されているはずですが、当然記者は男なので入れません。

男性限定ライブでは、取材も男性限定の徹底ぶりです。3年前にさかのぼりますが、「野郎夜」の取材に女性記者を配置してしまうという痛恨のミスがありました。その日、両国国技館でアイドルライブを取材していた記者の携帯がなりました。「今どこにいる?」。デスクの問いかけに、嫌な予感を覚えました。

「すぐ、パシフィコ横浜へ行ってくれ。取材でも女性は入れないんだよ!」とデスクの悲痛な叫び。1時間強で会場に着きましたが、半分以上終わっていたのは言うまでもありません。

今回は頭から見ることができました。しかも1万8000人の満員御礼! 4年ぶり2度目の完売でした。当然ですが、見渡す限り男、男、男。その暑苦しさたるや…ですが、その男たちを扇動する福山さんが理屈抜きにかっこよかった! 女性がほれるのも当然ですね。しかし、あれだけの男性を魅了する理由がどこにあるのか。真剣に考えてみましたが、結局その結論にたどり着けませんでした。

実は、記者は福山さんと全く同じ年だったりします。悲しいことに、自分と比べてみると、その理由が分かったような気がします。記者がたどり着いた答え。それは“生き様”です。

記者は元バンドマンですが、その根底には“女性にもてたい”という願望がありました。仮に記者がプロになれていたとしても、“女性限定”はやっても“男性限定”はやらないと断言できます(笑い)。福山さんはそれができてしまうわけです。

“こだわり”も“生き様”の一部でしょう。音楽はギター1本あればできる。そのこだわりから、バンドでのライブですが、最後は弾き語りで会場を1つにしていました。1万8000人の男性が歌い始めた瞬間、正直震えました。

男がほれる男。そんな福山さんの魅力の一端に触れられたような気がしました。