セレブの泥沼遺言&資産騒動、天国と地獄

引用元:ELLE ONLINE
セレブの泥沼遺言&資産騒動、天国と地獄

セレブの遺産の価値は桁違い。離婚や死亡をきっかけに泥沼の争いを繰り広げた(る)セレブファミリーの事件から、名声あるところに家族のピュアな幸せなんかないという事実を学ぶべし(?) セレブの泥沼遺言&資産騒動、天国と地獄 フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)photo : Getty Images

フレディ・マーキュリー

45歳で他界した伝説のロック・ミュージシャンは、HIVに感染したために死を意識していて、遺言状もきちんと残していた。彼が最も気にかけていたのが、クィーン結成前に知り合った元恋人メアリー・オースティン。苦楽を共にし、「僕はバイセクシャルだと思う」とカミングアウトした初めての女性だった(メアリーは「いいえ、あなたはゲイよ」と返答)。恋愛関係が終わった後も近くのアパートに住み、互いの家を行き来してはフレディや彼の猫たちの世話をしていたメアリーを彼は最も信頼していて、自分の死後も彼女が生活に困らないように手配。その結果、資産の大半である1000万ドル(当時の為替で約13億5000万円)とケンジントンに所有していた邸宅は、恋人だったジム・ハットンではなくメアリーに遺贈されることに。またフレディは遺書の中でメアリーに対して「遺灰は誰にも知られないように秘密の場所に埋葬してほしい」と依頼。フレディの家族はメアリーを娘のように思っていたので、遺言に異を唱えることをせず、いまだに息子の墓地の場所を知らないまま。 セレブの泥沼遺言&資産騒動、天国と地獄 リック・オケイセック(Ric Ocasek)photo : Getty Images

リック・オケイセック

この9月、自宅アパートで死亡しているのを妻ポリーナ・ポリスコヴァに発見されたザ・カーズのリック。高血圧性心疾患と虚血性心疾患を患っていた彼はその前月に手術を受けていて、療養中に肺気腫となったことが死因と判明している。2018年に「2017年に夫婦関係が破綻していて、現在は離婚係争中です」と公表していたポリーナはあくまでも“円満離婚”を強調していて、大人のアンカップリングと思われていたけれど……。リック側の気持ちは妻のそれとはかけ離れていた? 11月に明らかになったリックの遺言には「離婚手続き中の妻ポリーナには財産分与しないし、僕の持ち物は何ひとつ渡さない。彼女は僕を捨てたのだから」と彼の本音と思われる恨み節が!? リックの資産は著作権料の500万ドルやニューヨークの自宅以外はさほど価値がないが、全額を息子6人で分配することになりそう。