今年も豪華顔ぶれ「タカラヅカスペシャル」柚香光も

引用元:日刊スポーツ
今年も豪華顔ぶれ「タカラヅカスペシャル」柚香光も

宝塚歌劇団の各組トップが一堂に会する年に1度の「タカラヅカスペシャル2019」が21日、大阪・梅田芸術劇場で行われ、花組新トップ柚香光(ゆずか・れい)が就任後、ファンの前に初お目見えした。

劇団理事で専科スターの轟悠(とどろき・ゆう)と、雪組トップ望海風斗(のぞみ・ふうと)、宙組トップ真風涼帆(まかぜ・すずほ)、柚香と同期で、同じく星組トップに就いたばかりの礼真琴(れい・まこと)らとともに、冒頭から登場した。

オープニングでは轟、望海、真風、礼からのバトンを受けて歌い、4人とともにあいさつも行った。

あいさつは、轟が「令和と元号があらたまって初めてのタカラヅカスペシャル」と切りだし、令和元年、2019年を振り返ってのトークも展開。柚香は、花組を5年半に渡り、率いて退いた前トップ明日海りおの横浜アリーナでのコンサートにもゲスト出演。思い出をたどり「とんでもなく大きな貴重な経験でした」と感謝した。

もうすぐ迎える新年も意識し、柚香は「私も花組生も、挑戦と変化を感じる1年でした」と締めた。

また、柚香の直前に、前星組トップ紅ゆずるの後任に就いた礼は、今年7月に亡くなった演出家の柴田侑宏氏をしのび、コメント。5月に全国ツアー初主演作として上演した「アルジェの男」にふれ「アルジェは柴田先生から直接、言葉をいただいた最後の公演になりました」。

柴田氏との思い出には、1年目に「激情」へ抜てきされた際、上級生に「じゃまだ、どけ」とのセリフが言えず「劇場の廊下で直々にやってみろと指導をいただき、今、こうして大きな声が出せるようになりました」と話した。

真風も、博多座公演「黒い瞳」が柴田氏の作品で「全国ツアーで地元の熊本にも。私が初めて宝塚を見た劇場に立ち、初心を思い出せる1年でした」。

来年1月1日に、兵庫・宝塚大劇場で、ギャング映画をもとにした「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の初日を控える望海は「今、稽古のまっただ中で、7割ぐらいはギャングに足をつっこんでいますが、今だけはキラキラした世界に戻ってきました」と笑わせていた。