神田沙也加の離婚もスルー 松田聖子が貫く“唯我独尊”な生き方

 神田沙也加(33)が先ごろ発表した離婚で、母親の松田聖子(57)は蚊帳の外だったらしい。この母娘はかねて確執が伝えられてきたが、今回も「相談されていなかった」との聖子を知る芸能関係者のコメントが一部で報じられたのである。

 2017年に結婚した際も沙也加は披露パーティーに聖子を呼ばず、聖子は聖子で祝福コメントを出さなかった。沙也加は父親の神田正輝とは円満な関係を続け、結婚後も夫とのスリーショットをSNSにアップしたりする一方、聖子のことは完全にスルーであった。

 聖子ウオッチャーのベテラン芸能記者、青山佳裕氏が「聖子さんにとって、家族も夫も、自分を飾り立てるためのものでしかない」とコメントしている通りだと、聖子ファンのマスコミ関係者もこう証言する。

「コンサートで、聖子さんが舞台で『沙也加で~す』と客席に紹介するのは恒例の場面だったんです。私たち観客も客席から『沙也加さ~ん』と手を振って、応えるのがお決まりでした。いつの頃からか、その沙也加さんの姿が見えなくなると、1998年にビビビ再婚した歯科医の男性が2階席に座っているところへスポットライトがあたり、『Hさ~ん』とやられていた。それで、私たち観客も『Hさ~ん』と呼びかけて、聖子さんにならい、一斉に手を振ったものです。

 そのHさんとの離婚が明らかになったときはどうするんだろうって皆、思ったものですが、次に紹介コーナーで登場したのがモト冬樹さん。『冬樹さ~ん』と聖子さんが紹介するので、私たちファンも『冬樹さ~ん』って、呼び掛けていました。さすがにこのときは苦笑もひろがり、『誰でもいいのか』って声もあがっていました」

 この歯科医と離婚した聖子が別の歯科医男性と再々婚したのは2012年。さすがに懲りたのか、コンサートでのお披露目はしていないようだが、そうした母親の態度にも、沙也加が離れていった理由はあるのかも知れない。

■「思い通りになる」はずが…

 さて、その聖子の胸中やいかに。

 前出の青山氏はこう言う。

「沙也加さんのことは、もともとは思い通りになると見ていたのでしょうし、その通りだったのかも知れませんけど、そうならなくなった時点でもう、見放したような気持ちでいるのではないでしょうか。聖子さんは唯我独尊タイプで、明菜さんのファンが明菜さんを助けたいと思うのとは対照的に、聖子さんのファンはそんな強いところに引かれるのだと思います。自分が一番で、自分が輝くことを何よりも優先する。ずっと昔ですが、郷ひろみさんとの破局会見で号泣して『生まれ変わったら一緒になろうねと約束しました』と、実際になかった話をしれっとつくって悲劇のヒロインを演じたような性格は今も変わらないようにみえますね」

 だからか、沙也加の結婚も離婚も、聖子はノーコメントである。