舞台「冬の時代」週末中止 26~27日の公演実施

引用元:日刊スポーツ

東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストで公演中の舞台「冬の時代」について26日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため28~29日の公演が中止されることが決まった。20日に初日を迎え、29日が千秋楽の予定だった。26~27日の公演は行う。

明治から大正時代が舞台。明治の終わりに起こった社会主義社弾圧事件の後に設立された、代筆、翻訳などを行う「売文社」で熱い議論を重ねる者たちを描いた。劇作家の木下順二氏作、大河内直子氏演出。

26日の昼公演は、キャンセルによる空席もあったが、7割ほどは埋まっていた。入場の際はチケット半券は自分で切り離してボックスに入れるなど、スタッフとの接触を避ける工夫がされていた。アルコール消毒、マスク着用必須、プレゼントの預かりやキャストとの面会もなしという体制で臨んでいた。

週末の中止を受け、企画、制作のunrato(アン・ラト)は公式ツイッターに「残り2公演全力で取り組みます。ご理解のほどよろしくお願いします」とつづった。

同作には、須賀貴匡、宮崎秋人、元宝塚歌劇団雪組トップスターの壮一帆、青柳尊哉、池田努らが出演している。